スミレ  菫
[別名] マンジュリカ、ホンスミレ
[中国名]

东北堇菜 dong bei jin cai

[英名] Manchurian violet
[学名] Viola mandshurica W.Becker
Viola mandshurica W. Becker var. mandshurica
スミレ科 Violaceae  スミレ属
三河の植物観察
スミレの花
スミレの赤みの強い花
スミレのやや白い花
スミレ雌しべと側弁の基部
スミレの距
スミレの距2
スミレの果実
スミレの種子
スミレの根
スミレ
アスファルトの隙間のスミレ
スミレ熟した果実
スミレ葉
スミレ葉
 スミレ類全体を指してスミレと呼ぶ場合もあり、マンジュリカと呼んで分ける場合もある。葉は長楕円状披針形(へら形)で、葉柄にはっきり翼があり、斜め上に伸びる。花期の葉身は長さ5~8cm。葉の根元が紫色を帯び、根も紫褐色。花後の葉は三角形に近くなり、葉柄も長くなる。花は直径約2㎝紫色。唇弁の中央部は白く、紫色の筋(紫条)が入り、側弁の基部には白色の毛が生える。距は細長い~太短いまで変化が多い(スミレの花の構造参照)。萼片は普通、緑色で、紫色を帯びない。果実は長さ約1㎝の蒴果、熟すと上向きになり、3裂する。種子は長さ約1.5㎜、種沈(caruncle)がつく。2n=24,48
 分布域が日本、朝鮮、中国、ロシアであり、花の色、花弁の幅や毛の量など、変化が多く、変種や品種も多い。品種に分類されていない変化による呼び名がつけられているものもある。白色の斑入りの花もある。ミョウジンスミレは唇弁の基部が白色にならず、濃い紫色になるもの。キンモンスミレは葉に黄色の班紋がある。ケナシスミレは茎や葉に毛のないもの。
 ワカシュウスミレ form. glabripetalaは側弁の基部が無毛。
 シロガネスミレform. hasegawae (form. albiflora )は白花で、花弁が細く、唇弁に紫条がある。
 ホコバスミレ var. ikedaeana は本州、四国、九州、朝鮮、台湾に分布し、葉が細い鉾形になる。
 アナマスミレ var. crassa 北海道、本州の日本海側の海岸に分布し、葉が厚く光沢があり、内側に巻く。
 アツバスミレ var. triangularis 本州の太平洋側の海岸に分布し、葉が無毛、厚く光沢があり、鋸歯が少ない。
 ヒメスミレは小形で葉の翼がなく、葉の裏や萼片が紫色を帯びる。根が白色。
 ノジスミレは普通よい香りがし、全体に微毛が生え、側弁が無毛。根が白色。
 アリアケスミレも道端でよく見られる。葉柄の翼が狭く、花は白色に紫条が目立ち、一部紫色になったり変化に富む。
[花期] 4~5月
[草丈] 7~15㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 日当たりの良い道端、野原
[分布] 在来種 日本全土 朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 幸田町 02.3.19
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