サトイモ科 Araceae

分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -オモダカ目(Alismatales)
新分類(AGP)ではオモダカ目となり、旧ウキクサ科も含められた。
分布 106属、3300種以上があり、主に熱帯に、ほぼ全世界に広く分布する。 
特徴 草本、多年草、湿地又は地上生、抽水性、浮遊性(ときに着生又は蔓性)、普通、乳液をもつ。根茎、球茎、匍匐枝がある。球茎はでんぷんが多い。茎は無く、ときに地上又空中にある。低出葉(cataphylls)が普通ある。葉は互生又は束生、葉柄はまれになく、基部は鞘状。葉身は単葉又は複葉。脈相は平行、羽状、掌状、網状。花序は肉穂花序、3~900個の無柄の花がまとまってつく。仏炎苞を抱き、まれに仏炎苞を欠くこともある。肉穂花序は円筒形~卵形。花は両性又は単性、同株又は異株。単性のとき、雄花は雌花より遠位につく。花被は無く又は有り、雄しべは2~12個。子房は1個。花柱1個。柱頭は半球形~頭状~円盤状、ときに分裂する。果実は液果。種子は1果実に1~多数。
栽培 食用(里芋、コンニャクなど)、観賞用(カラー、カラジウム、アンスリウムなど)に広く栽培されている。
アオウキクサ属 アオウキクサ Lemna aoukikusa T.Beppu et Murata
アメリカサトイモ属 キサントソーマ・ライムジンジャー Xanthosoma 'Lime Zinger'
ウキクサ属 ウキクサ Spirodela polyrhiza (L.) Schleid.
オランダカイウ属  オランダカイウ Zantedeschia aethiopica (L.) Spreng.
カラー(園芸種) Zantedeschia hybrid.
コンニャク属 コンニャク Amorphophallus konjac K.Koch
ササウチワ属 スパティフィラム Spathiphyllum sp.
ザゼンソウ属 ザゼンソウ Symplocarpus renifolius Schott ex Tzvelev
サトイモ属 コロカシア・エスクレンタ・イラストリス Colocasia esculenta 'Illustris'
サトイモ Colocasia esculenta (L.) Schott
テンナンショウ属 ウラシマソウ Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
カントウマムシグサ Arisaema serratum (Thumb.) Schott form. viridescens Nakai
スルガテンナンショウ Arisaema sugimotoi Nakai
トウゴクマムシグサ Arisaema koidzumianum Kitam.
ヒトツバテンナンショウ Arisaema monophylum Nakai
ムサシアブミ Arisaema ringens (Thunb.) Schott
ムラサキマムシグサ Arisaema serratum Schott
ムロウマムシグサ Arisaema kisidae Makino ex Nakai
ハンゲ属  オオハンゲ Pinellia tripartita (Blume) Schott
カラスビシャク Pinellia ternata (Thunb.) Makino ex Breitenbach
ミズバショウ属 ミズバショウ Lysichiton camtschatcense (L.)Schott