オオハンゲ 大半夏
Flora of Mikawa
サトイモ科 Araceae ハンゲ属
中国名 | 三裂叶半夏 san lie ye ban xia |
英 名 | green dragon |
学 名 | Pinellia tripartita (Blume) Schott |
花 期 | 5~7月 |
高 さ | 20~50㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 畑の雑草 |
分 布 | 在来種 日本(本州の中部以南、四国、九州、沖縄)、香港 |
撮 影 | 名古屋市 18.6.25 |
花のように見えるものは苞で、仏炎苞と呼ばれ、テンナンショウ属、ハンゲ属の特徴である。和名の由来はカラスビシャク(ハンゲ)に似て大型であることから。別名のハンゲは漢方薬名でハンゲショウのハンゲと同じ意である。
塊根(tuber)は類球形、直径約2.5㎝。高さは普通、20~25㎝。鱗片葉(cataphyl:低出葉ともいい、茎の下部や発芽初期の茎に出る鱗片状の葉)は披針形、長さ10㎝以下。葉は2~5個。葉柄は緑色、長さ20~30(30~35)㎝。葉身は緑色、3深裂する。小葉(裂片)は広卵形~卵状長楕円形。前側の小葉は長さ約15㎝、幅4~7㎝、先は長さ約1.5㎝。側小葉は小さい。小葉の一次側脈は8~12対、明瞭な葉縁脈(marginal collective vein)があり、また、縁に2本の細い葉縁脈がある。珠芽(むかご bulbil)はできない。花序は1個、花序柄は長さ25㎝以下、葉柄より短く、細い。仏炎苞は帯白色~薄緑色、わずかにくびれ、長さ7~9(~10)㎝。筒部はほとんど 横の隔壁により、内に閉じ、基部で開く、長楕円形~類円筒形、長さ約3.5㎝、幅1~1.25㎝。拡大部は開き、舟形、長楕円形、長さ約4㎝、幅約2.5㎝。肉穂花序は長さ20~25㎝、雌性部は長さ約3㎝、仏炎苞につく。雌花は密に並ぶ。雌しべは長さ1~1.2㎜。子房は卵形、長さ0.8~1㎜。花柱は長さ0.2~0.3㎜、漸鋭。柱頭は類半球形。雌性部と雄性部の不稔部分は長さ0.6~0.7㎝。雄性部は長さ1.8~2㎝。葯室は長く、隙間から開く。付属体は仏炎苞から長く突き出て、S字形、長さ15~20㎝、基部は直径約3㎜、平滑。液果は淡緑色~帯白色、卵形、1種子。花期は5~7月。果期は6~9月。2n=26, 52。
ムラサキオオハンゲは仏炎苞の内部が紫色になるもの。
品種) 'Dragon Tails' (v) , 'Purple Face' , 'Silver Dragon'
塊根(tuber)は類球形、直径約2.5㎝。高さは普通、20~25㎝。鱗片葉(cataphyl:低出葉ともいい、茎の下部や発芽初期の茎に出る鱗片状の葉)は披針形、長さ10㎝以下。葉は2~5個。葉柄は緑色、長さ20~30(30~35)㎝。葉身は緑色、3深裂する。小葉(裂片)は広卵形~卵状長楕円形。前側の小葉は長さ約15㎝、幅4~7㎝、先は長さ約1.5㎝。側小葉は小さい。小葉の一次側脈は8~12対、明瞭な葉縁脈(marginal collective vein)があり、また、縁に2本の細い葉縁脈がある。珠芽(むかご bulbil)はできない。花序は1個、花序柄は長さ25㎝以下、葉柄より短く、細い。仏炎苞は帯白色~薄緑色、わずかにくびれ、長さ7~9(~10)㎝。筒部はほとんど 横の隔壁により、内に閉じ、基部で開く、長楕円形~類円筒形、長さ約3.5㎝、幅1~1.25㎝。拡大部は開き、舟形、長楕円形、長さ約4㎝、幅約2.5㎝。肉穂花序は長さ20~25㎝、雌性部は長さ約3㎝、仏炎苞につく。雌花は密に並ぶ。雌しべは長さ1~1.2㎜。子房は卵形、長さ0.8~1㎜。花柱は長さ0.2~0.3㎜、漸鋭。柱頭は類半球形。雌性部と雄性部の不稔部分は長さ0.6~0.7㎝。雄性部は長さ1.8~2㎝。葯室は長く、隙間から開く。付属体は仏炎苞から長く突き出て、S字形、長さ15~20㎝、基部は直径約3㎜、平滑。液果は淡緑色~帯白色、卵形、1種子。花期は5~7月。果期は6~9月。2n=26, 52。
ムラサキオオハンゲは仏炎苞の内部が紫色になるもの。
品種) 'Dragon Tails' (v) , 'Purple Face' , 'Silver Dragon'