アオウキクサ 青浮草
Flora of Mikawa
サトイモ科 Araceae アオウキクサ属
学 名 | Lemna aoukikusa T.Beppu et Murata synonym Lemna paucicostata Hegelm. |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 浮標植物(浮遊植物) |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 池、水田 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 吉良町 09.8.3 |
ウキクサと同様に水田で普通に見られる雑草。DNA研究などにより日本のLemna paucicostataはLemna aoukikusa(アオウキクサ)、Lemna
aoukikusa subsp. hokurikuensis(ホクリクアオウキクサ)、Lemna aequinoctialis(ナンゴクアオウキクサ)の2種1亜種に分類されるようになった。しかし、Lemna
aoukikusaはLemna aequinoctialisと同一とする見解もある。新分類(AGP)ではウキクサ科はサトイモ科に含められた。
葉のように見えるのは茎にあたり、葉状体と呼ばれる。葉状体は長さ2.5~5㎜、幅1.5~4㎜の左右不相称の倒卵状楕円形で、質が薄く、3脈がある。裏は淡緑色で、赤紫色を帯びない。根は1本だけで、根鞘基部に翼があり、先端は尖る。冬は枯れ、種子で越冬する。
ナンゴクアオウキクサLemna aequinoctialis Welw.は世界に広く分布し、日本では九州、沖縄に分布する。根端が鋭頭、根鞘基部に翼がある。英名はlesser duckweed 、中国名は稀脉浮萍( xi mai fu ping)。
根が1本だけのアオウキクサ属の類似種としては、他にコウキクサLemna minor 、ヒナウキクサLemna minimaがある。
コウキクサLemna minorは日本、中国、インド、西アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカに分布し、オーストラリアなどに帰化している。3脈があるが、不明瞭。根鞘基部に翼がない。
ヒナウキクサ Lemna minuta (Lemna minima) は北アメリカ、南アメリカ原産。日本にも帰化している。葉状体の脈が1本。根鞘基部に翼がない。
葉のように見えるのは茎にあたり、葉状体と呼ばれる。葉状体は長さ2.5~5㎜、幅1.5~4㎜の左右不相称の倒卵状楕円形で、質が薄く、3脈がある。裏は淡緑色で、赤紫色を帯びない。根は1本だけで、根鞘基部に翼があり、先端は尖る。冬は枯れ、種子で越冬する。
ナンゴクアオウキクサLemna aequinoctialis Welw.は世界に広く分布し、日本では九州、沖縄に分布する。根端が鋭頭、根鞘基部に翼がある。英名はlesser duckweed 、中国名は稀脉浮萍( xi mai fu ping)。
根が1本だけのアオウキクサ属の類似種としては、他にコウキクサLemna minor 、ヒナウキクサLemna minimaがある。
コウキクサLemna minorは日本、中国、インド、西アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカに分布し、オーストラリアなどに帰化している。3脈があるが、不明瞭。根鞘基部に翼がない。
ヒナウキクサ Lemna minuta (Lemna minima) は北アメリカ、南アメリカ原産。日本にも帰化している。葉状体の脈が1本。根鞘基部に翼がない。