アジサイ  紫陽花
[別名] ホンアジサイ
[中国名] 绣球 xiu qiu
[英名] hortensia , hydrangea , mophead hydrangea , bigleaf hydrangea
[学名] Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla    (狭義)
アジサイ科 Hydrangeaceae  アジサイ属
三河の植物観察
アジサイの蕾
アジサイの花序
アジサイの萼
アジサイの花弁
アジサイの葉裏
アジサイの幹
アジサイ
アジサイ葉
 アジサイ Hydrangea macrophylla は日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis を原種とする栽培品種であり、狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花のものを指し、学名はHydrangea macrophylla form. macrophyllaという。これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや新しい品種を含めアジサイ Hydrangea macrophylla といい、数百品種がある。中国、ニュージーランド、南アメリカで野生化している。アジサイ科はユキノシタ科 Saxifragaceae から分離された。
 散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。花は萼片が白色、青色、紫色、赤色、普通4個(3~5個)、長さ1.5~2.5㎝、幅1~2.5㎝、やや重なりあう。花弁は4個、長さ約3㎜。雄しべは普通8個。種子はほとんどできない。原種に近いものは葉が厚く、三角状鋸歯。雄しべが明瞭。
 ガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis は本州(房総半島、三浦半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)に自生する。幹は灰褐色~灰色、惰円形の皮目がまばらにあり、古くなると縦に筋状の浅い割れ目が入る。葉は対生し、葉柄は長さ1~4㎝。葉身は質が厚く、長さ10~13㎝、幅5~10㎝の長楕円形~卵状惰円形、先は尖り、基部は楔形~円形、縁は三角状鋸歯。葉表は無毛、光沢がある。葉裏は無毛又は脈腋に短い縮毛がある。枝先に直径10~20㎝の集散花序を出し、花序の周囲には装飾花、中央に多数の両性花を密集してつける。装飾花はほぼ4数性、萼片は3~5個つき、白色~青紫色、長さ1.5~2.5㎝の広卵形~円形。両性花はほぼ5数性、長さ約1.5㎜の倒円錐形、萼片は4~5個、花弁は5個、長さ約3㎜の卵状長楕円形。雄しべ10個。花弁より長い。花柱は3~4個。蒴果は長さ6~9㎜の卵形~惰円形。種子は長さ約1㎜の惰円形、両端に短い突起状の翼がある。2n=36
 セイヨウアジサイ Hydrangea macrophylla form. hortensia はヨーロッパで品種改良されたもの。園芸品種が多数ある。
 ヤマアジサイ Hydrangea serrata は本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮に分布し、山林内のやや湿ったところに群生する。葉は先が長く尖る。装飾花は三河地域のものは白色がほとんど、直径1.5~3㎝。両性花は花筒が長さ約1.5㎜、花弁5個、雄しべ10個。2n=36。
 ベニガク Hydrangea serrata var. japonica は日本で江戸時代から栽培されている栽培種。葉はヤマアジサイに似ている。花は装飾花が白色から次第に紅色に変わり、萼片に鋸歯がある。
 アマチャ  Hydrangea serrata var. thunbergii は装飾花の萼片が円形に近く、先が丸く、萼片が重なり合う。
[花期] 6~7月
[樹高] 1~2m
[生活型] 半常緑低木
[生育場所] 園芸栽培種
[分布] 在来種 日本原産の栽培種
[撮影] 猿投山  03.7.12
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