モクセイ科 　Oleaceae

分類	被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids)-シソ類(Lamiids)-シソ目(Lamiales)
分布	温帯、亜熱帯、熱帯中心に世界に約28属600種が分布し、日本には７属約30種が自生する。

特徴	双子葉植物合弁花類 　常緑又は落葉の高木、直立～攀縁（はんえん）の低木。枝や小枝に皮目がある。葉は対生まれに互生～輪生し、単葉～3小葉～羽状複葉。托葉はなく、脈は羽状～掌状。花序は頂生又は腋生、集散花序 、円錐花序、総状花序、散形花序、密散花序。花は放射相称、両性まれに単性、雌雄混株、雌雄同株、雌雄異株、不完全異株。萼は4(～16)裂し、まれに欠く。裂片はときに対に結合し、基部が短筒状になる。雄しべは2（～4）個、花冠筒部に収まり又は子房下生。葯は縦に裂開する。花粉型は3溝粒 (3-colpate)又は3溝孔粒( 3-colporate)。子房は上位、胚珠は室ごとに2個、ときに1個又は多数。花柱は1個又は欠く。柱頭は2裂又は頭状。果実は核果、液果、翼果。種子はまっすぐな胚をもち、胚乳はあるものとないものがある、胚根は上か下へ曲がる。
栽培	レンギョウ、モクセイ、ライラックなどが、庭木や街路樹に利用されている。果樹のオリーブ、香料のジャスミンがこの科に属す。

イボタノキ属	イボタノキ	Ligustrum obtusifolium Sieb. et Zucc.
	オオバイボタ	Ligustrum ovalifolium Hassk.
	コミノネズミモチ	Ligustrum sinense Lour.
	トウネズミモチ	Ligustrum lucidum Ait.
	ネズミモチ	Ligustrum japonicum Thunb.
ウチワノキ属	ウチワノキ	Abeliophyllum distichum Nakai
オリーブ属	オリーブ	Olea europaea L.
ソケイ属	オウバイ	Jasminum nudiflorum Lindl.
	オウバイモドキ	Jasminum mesnyi Hance
	オオバナソケイ	Jasminum grandiflorum L.
	ハゴロモジャスミン	Jasminum polyanthum Franch.
	ヒマラヤソケイ	Jasminum humile L. var. humile
	ヒメオウバイ	Jasminum parkeri Dunn
トネリコ属	シマトネリコ	Fraxinus griffithii C.B.Cl
	マルバアオダモ	Fraxinus sieboldiana Blume
ハシドイ属	ライラック	Syringa vulgaris L.
ヒトツバタゴ属	ヒトツバタゴ	Chionanthus retusus Lindl. et Paxton.
モクセイ属	オスマンサス・デラバイ	Osmanthus delavayi Franch.
	キンモクセイ	Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green
	ヒイラギ	Osmanthus heterophyllus (G.Don) P.S.Green
レンギョウ属	シナレンギョウ	Forsythia viridissima Lindl.
	レンギョウ	Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl