ネズミモチ 鼠黐

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Flora of Mikawa

モクセイ科 Oleaceae イボタノキ属

別 名 タマツバキ
英 名 Japanese privet, Japanese wax-leaf privet
学 名 Ligustrum japonicum Thunb.
ネズミモチの花
ネズミモチの花2
ネズミモチの花3
ネズミモチの果実
ネズミモチの熟した果実
ネズミモチの熟した果実拡大
ネズミモチ
ネズミモチ葉
ネズミモチ種子
ネズミモチ種子の表面
花 期 6月
高 さ 3~5m
生活型 常緑小高木
生育場所 山地
分 布 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、台湾
撮 影 田原市  07.9.1
 モクセイ科イボタノキ属の常緑樹であり、広く栽培されている。
 和名は果実がネズミの糞に似ていることによる。
 幹は灰褐色、粒状の皮目がある。葉は対生し、長さ4~8㎝の楕円形で、全縁。葉質は革質で厚く、表裏の両面とも無毛。葉柄は紫褐色を帯びることが多い。長さ5~12㎝の円錐花序に、白色の小さな花を多数つける。花冠は長さ5~6㎜の筒状で、先が4裂し、筒部と裂片とはほぼ同長。裂片の先は尖り、開出・反曲する。雄しべは2個で、真ん中の花柱も花冠から出る。果実は核果、長さ6~8㎜の楕円形で、秋から冬にかけて紫黒色に熟す。種子(核)は表面に微細な粒状突起があり、大きなしわがほとんどない。2n=22,44。果実や種子が明らかに大きいものがあり、これが4倍体ではないかと思われる。
 類似の帰化種であるトウネズミモチはやや葉が大きく、先がしだいに細くなって尖り、葉質もやや薄く、陽に透かして見ると葉脈が見える。また、花序が大きく、花冠から雄しべが著しく突き出る。種子の表面に微細な粒状突起があり、大きな深いしわがある。