ヒルガオ科 Convolvulaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids)-シソ類(Lamiids)-ナス目(Solanales)
ネナシカズラ属は葉緑素のない全寄生植物で、独立のネナシカズラ科 (Cuscutaceae) とする説もあった。
分布 世界の熱帯から温帯にかけて約58属約1650種が分布し、日本には5属12種が自生する。
特徴 草本又は低木、茎は普通、巻きつき又はよじのぼり又は直立し、しばしば乳液をもつ。葉は互生、単葉、全縁、2全裂又は複葉、寄生種では欠く。花は単生、腋生又は集散花序、総状花序、円錐花序、散形花序又は頭状花序につき、両性、放射相称、普通5数性、しばしば華やか。萼片は分離、しばしば宿存性、ときに果時に大きくなる。花冠は合弁、漏斗形~鐘形~高坏形~つぼ形、拡大部はほぼ全縁又は深裂。雄しべは花冠裂片に互生、花冠に着生する。花糸は糸状、等長又は不等長。葯は内向き、横又は縦に裂開し、花粉は平滑又は細かい刺がある。花盤は環状又は杯形。子房は上位、ほとんど、2心皮、1又は2室、まれに3又は4室。胚珠は基底、直立。花柱は1又は2個、頂生(Dichondraでは子房基部着生)又はごく短いか又は無い。柱頭は全縁又は2(3)裂、まれに盾状。果実は蒴果、バルブから裂開、横裂蒴果又は不規則に粉々になり、まれに液果又は堅果状。種子は普通、三角形、平滑又は軟毛がある。
栽培 サツマイモは食用として栽培され、アサガオ、ヨルガオ、ルコウソウなどが観賞用に栽培されている。
アサガオガラクサ属 アメリカンブルー Evolvulus nuttallianus Roem. & Schult
サツマイモ属  アサガオ Ipomoea nil (L.) Roth
アメリカアサガオ Ipomoea hederacea (L.) Jacq.
ノアサガオ Ipomoea indica (Burm.) Merr.
ベニバナマメアサガオ Ipomoea lacunosa L. forma purpurata Fern.
ホシアサガオ Ipomoea triloba L.
マメアサガオ Ipomoea lacunosa L.
マルバアメリカアサガオ Ipomoea hederacea (L.) Jacq. var. integriuscula A. Gray
マルバルコウ Ipomoea coccinea L.
ルコウソウ Ipomoea quamoclit L.
セイヨウヒルガオ属 アオセイヨウヒルガオ Convolvulus sabatius Viv.
コンボルブルス・クネオルム Convolvulus cneorum L.
セイヨウヒルガオ Convolvulus arvensis L.
ディネツス属 フウリンユキアサガオ Dinetus racemosus (Wallich) Sweet
ネナシカズラ属 アメリカネナシカズラ Cuscuta campestris Yuncker
ネナシカズラ Cuscuta japonica Choisy
ハマネナシカズラ Cuscuta chinensis Lam.
ミドリネナシカズラ Cuscuta japonica Choisy f. viridicaulis (Honda) Sugim.
ヒルガオ属 アイノコヒルガオ Calystegia hederacea Wall. x Calystegia pubescens Lindl.
コヒルガオ Calystegia hederacea Wall.
ハマヒルガオ Calystegia soldanella (L.) R. Br.
ヒルガオ Calystegia pubescens Lindl.