ハマネナシカズラ 浜根無葛
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Flora of Mikawa
ヒルガオ科 Convolvulaceae ネナシカズラ属
中国名 | 菟丝子 tu si zi |
学 名 | Cuscuta chinensis Lam. |
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花 期 | 7~10月 |
高 さ | つる性 |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 海岸の砂地、河原、荒地 |
分 布 | 在来種 本州(中部地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、インド、スリランカ、インドネシア、タイ、西南アジア、エチオピア、オーストラリア |
撮 影 | 渥美町 西の浜 05.9.13 |
つる性の寄生植物で、葉緑素がなく、全体的に淡黄~紫褐色。茎は直径約1.5㎜の糸状、ハマゴウなどの他の植物に巻きついて寄生する。鱗片葉は薄膜質で卵形。花柄は長さ約1㎜。花冠は白色、長さ約3㎜、直径約2㎜、先が5裂し、裂片は反曲しない。雄しべ5個、雌しべ1個は花冠より短く、花冠から突き出ない。花柱は2個。雄しべの真下の位置、花冠筒部の内面に、縁が房状になった長さ約1㎜の膜質の鱗片がある。萼は白色、先が5裂し、萼の中央脈が隆起する。花冠は花後に淡褐色になり、痩果が大きくなると、花冠の先が破れ、花柱が見えてくる。痩果が熟す頃には萼も淡褐色になる。種子は痩果に普通2~4個、長さ1~2㎜、卵形、淡褐色。2n= 28, 56
アメリカネナシカズラも海岸にも多く、ハマネナシカズラより黄色が強い。萼が短く、中央脈が隆起しない。花冠の幅が広く、裂片が反曲する。雄しべが花期に花冠から突き出る。
ネナシカズラは丘陵や山地に生え、萼が短く、萼の中央は隆起しない。花柱が1個、柱頭は2裂。果実が惰円形。
アメリカネナシカズラも海岸にも多く、ハマネナシカズラより黄色が強い。萼が短く、中央脈が隆起しない。花冠の幅が広く、裂片が反曲する。雄しべが花期に花冠から突き出る。
ネナシカズラは丘陵や山地に生え、萼が短く、萼の中央は隆起しない。花柱が1個、柱頭は2裂。果実が惰円形。