ミソハギ科 Lythraceae
分類 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-アオイ類(malvids)-フトモモ目(Myrtales) |
新分類(APG)ではザクロ科のザクロ属、ヒシ科のヒシ属、ハマザクロ科のはハマザクロ属も含められるようになった。 | |
分布 | 寒帯を除き世界には約29属600種が分布し、日本には5属十数種が自生する。 |
特徴 | 草本、低木又は高木。若い茎はしばしば四角柱形(quadrangular)。葉は対生、しばしば、十字対生又は輪生、まれに、類互生~互生、単葉、全縁、羽状脈、2次脈は典型的には辺縁内のアーチの列に結合する。花は腋生又は頂生、普通4、6、8数性、ときに3、5数性、両性、規則的又は不規則。花筒は子房周位(perigynous)、子房中位(hemi-epigynous)、子房下位(epigynous)、果時に宿存性、膜質~革質、しばしば6~12個のうねがある。萼片は敷石状、花筒と同長から短く、膜質~厚い革質、宿存性。萼状総苞(epicalyx)が萼片に互生又は欠く。花弁は花筒の拡大部につく、萼片と互生し、しわがあり、爪部が有又は無、しばしば早落性、まれに欠く。雄しべは普通、2列に萼片の数の2倍つき、ときに1列に花筒の基部近く又は高い位置につき、又は多数が多列につき、少なくとも花の拡大部にはいくつかつき、すぐ下に萼片がある。葯は多方向、まれに底着。子房は上位、子房周位、子房下位、2~6室又は多室、胚珠は室に多数。花柱は1個。柱頭は頭状、円錐形の盾状、 点状、中軸胎座、ときに熟した果実の中央で分離。果実は部分的又は完全に宿存性の花筒に取り囲まれ、蒴果であり、胞背裂開又は不規則に裂開する。たまに非裂開もある。果実は革質又は液果状。種子は普通、多数、胚乳は無く、胚は直線状、子葉は平ら又は巻き込む。 |
栽培 | サルスベリやザクロが庭木としてよく植えられている。日本ではミソハギはお盆の仏花として使われ、観賞用にも栽培されている。 |
キカシグサ属 | キカシグサ | Rotala indica (Willd.) Koehne |
ミズマツバ | Rotala mexicana Cham. et Schltdl. | |
ザクロ属 | ザクロ | Punica granatum L. |
サルスベリ属 | サルスベリ | Lagerstroemia indica L. |
シマサルスベリ | Lagerstroemia subcostata Koehne | |
タバコソウ属 | クフェア・タイニーマイス | Cuphea purpurea 'Tiny Mice' |
クフェア・メルビラ | Cuphea melvilla Lindl. | |
クフェア・ラモシッシマ・ピンクシマー | Cuphea ramosissima Pohl ex Koehne 'Pink Shimmer' | |
クフェア・ランケオラータ | Cuphea lanceolata W.T.Aiton | |
ヒメハナヤナギ | Cuphea llavea Lex. | |
メキシコハナヤナギ | Cuphea hyssopifolia Kunth | |
ヒシ属 | ヒシ | Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda. |
ヒメビシ | Trapa incisa Sieb. et Zucc. | |
ヒメミソハギ属 | ヒメミソハギ | Ammannia multiflora Roxb. |
ホソバヒメミソハギ | Ammannia coccinea Rottb. | |
ミソハギ属 | エゾミソハギ | Lythrum salicaria L. |
ミソハギ | Lythrum anceps (Koehne) Makino |