モクレン科 Magnoliaceae
分布 | 被子植物(angiosperm)-モクレン類(magnoliids)-モクレン目(Magnoliales) |
分布 | 主に東南アジアと中央アメリカ、北アメリカに17又は2属約300種(多くのハイブリッド種が含まれる)が分布し、日本には1属(モクレン属)が自生する。オガタマノキ属はモクレン属に含められるようになった。 |
特徴 | 双子葉植物 離弁花類 高木または低木、常緑又は落葉。 髄は均質又は分隔髓 。普通、両性花、普通、毛状突起があるか稀に無毛。葉芽はずきん状の托葉で被われる。托葉は2個。葉は互生し、単葉、有柄、螺旋状に配置し、まれに2列対生、ときに枝先に束生して偽輪生。葉身は羽状脈、普通、全縁。花は頂生又は側生する短シュートに頂生し、単生、大きく、虫媒花。仏炎苞状の苞が1~2(数個)、花被片の基部につく。花被片は6~9(45)個、2~多数輪生し、普通、肉質、ときに外側の花被片は革質又は縮んで萼片状になる。心皮と雄しべは多数、長い花托(torus)の上に螺旋状に並ぶ。雄しべ群は普通、花托の基部につく。花糸は太くて短く、ときに長い。葯は線形、2葯室。雌しべ群は花托の先につき、無柄又は有柄。心皮は折り重なり、明瞭、ときに基部で合着し、又はまれに完全に合着する。胚珠は1心皮に2~14個、腹側の継ぎ目の上に2列につく。果実は離生心皮又はときに合成心皮。成熟すると心皮は普通、背側及び、又は腹側の継ぎ目から裂開する。種子は雌しべごとに1~2個でき、仮種皮があって内胚乳が油性又は仮種皮がない。 |
栽培 | モクレン、コブシ、オガタマノキなどが、庭木や街路樹に利用され、シデコブシも観賞用に植えられている。 |
モクレン属 | オオヤマレンゲ | Magnolia sieboldii K. Koch subsp. japonica K. Ueda |
オガタマノキ | Magnolia compressa Maxim. | |
カラタネオガタマ | Magnolia figo (Lour.) DC. | |
コブシ | Magnolia kobus DC. | |
サラサモクレン | Magnolia x soulangeana Soulange-Bodin | |
シデコブシ | Magnolia stellata (Sieb. et Zucc.)Maxim. | |
タイサンボク | Magnolia grandiflora L. | |
ハクモクレン | Magnolia denudata Desr. | |
ベニバナカラタネオガタマ | Magnolia figo (Lour.) DC. 'Port Wine' | |
ホオノキ | Magnolia obovata Thunb. | |
ミヤマガンショウ | Magnolia maudiae (Dunn) Figlar | |
モクレン | Magnolia liliiflora Desr. | |
ユリノキ属 | ユリノキ | Liriodendron tulipifera L. |