オガタマノキ 招霊木、小賀玉木
Flora of Mikawa
モクレン科 Magnoliaceae モクレン属
別 名 | オガタマ、トキワコブシ、ダイシコウ |
学 名 | Magnolia compressa Maxim. Michelia compressa (Maxim.) Sarg. |
花 期 | 2月中旬~3月中旬 |
高 さ | 10~30m |
生活型 | 常緑高木 |
生育場所 | 暖地の海岸林、神社 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄 |
撮 影 | 西尾市貝吹町(長円寺) 15..3.9 |
神事に使われ、神社によく植えられている。三河地域では刈谷市の野田八幡宮、西尾市貝吹町の長円寺などにある。豊橋公園にも樹齢が100年以上とされるオガタマノキがある。知多半島の常滑市の多賀神社の社叢(愛知県指定天然記念物 昭和48年11月26日指定)には60本以上のオガタマノキが群生している。
樹幹は直立する。幹は暗褐色。葉は互生し、長さ5~12㎝、幅2~4㎝の長楕円形、全縁。葉表は光沢があり、深緑色、葉裏は白色を帯びる。葉柄は有毛、長さ2~3㎝。両性花。葉の展開と同時に開花する。葉腋に直径約3㎝の臭いのよい花を単生する。花被片は普通12個、全て花弁状、帯黄白色、基部が紅色を帯びる。果実は袋果が集まった集合果、長さ5~10㎝のブドウの房状、熟すと赤くなり、裂開する。袋果に2~3個の種子が入る。
タイワンオガタマ var. formosana は八重山諸島、台湾、フィリピンに分布する。葉、花弁、萼の幅が狭く、花の基部が黄色を帯びる。中国名は台湾含笑(tai wan han xiao)。 2n=38
カラタネオガタマ Magnolia figo は小高木。花が5~6月に咲き、バナナに似た良い香りがする。2n=38。紫色や赤色の強い園芸品種があり、変種も2種ある。
樹幹は直立する。幹は暗褐色。葉は互生し、長さ5~12㎝、幅2~4㎝の長楕円形、全縁。葉表は光沢があり、深緑色、葉裏は白色を帯びる。葉柄は有毛、長さ2~3㎝。両性花。葉の展開と同時に開花する。葉腋に直径約3㎝の臭いのよい花を単生する。花被片は普通12個、全て花弁状、帯黄白色、基部が紅色を帯びる。果実は袋果が集まった集合果、長さ5~10㎝のブドウの房状、熟すと赤くなり、裂開する。袋果に2~3個の種子が入る。
タイワンオガタマ var. formosana は八重山諸島、台湾、フィリピンに分布する。葉、花弁、萼の幅が狭く、花の基部が黄色を帯びる。中国名は台湾含笑(tai wan han xiao)。 2n=38
カラタネオガタマ Magnolia figo は小高木。花が5~6月に咲き、バナナに似た良い香りがする。2n=38。紫色や赤色の強い園芸品種があり、変種も2種ある。