シデコブシ 四手辛夷
Flora of Mikawa
モクレン科 Magnoliaceae モクレン属
別 名 | ヒメコブシ |
英 名 | star magnolia |
学 名 | Magnolia stellata (Sieb. et Zucc.)Maxim. |
花 期 | 3~4月 |
高 さ | 2~7(10)m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 湿地の周辺 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 愛知県、三重県、岐阜県 |
撮 影 | 藤七原湿地( 田原市) 05.4.10 |
世界中で、東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)だけに自生する貴重種。三河地方はこの南限にあたる。きれいな花のため、世界中に広がっている。アメリカには1860年代に持ち込まれ、80種以上の園芸品種が作られ、今では沿岸部で普通に見られるところもあるようである。国内でもヒメコブシなどの名で栽培され、庭木や街路樹などに使われており、自生でないものは珍しくはない。庭に植えられている園芸品種はピンク色の濃いものが多い。自生地は少なく、愛知県の絶滅危惧種に指定されている。
幹は灰白色、平滑、皮目がある。葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形~倒披針形、全縁、先は鈍頭又は円頭、基部は狭楔形。葉柄は長さ2~5㎜。葉が展開する前に開花する。花は直径7~10㎝、花被片12~18個。花被片は白色~淡紅色、すべて同形の花弁状。雄しべ、雌しべとも多数。果実は袋果が集まった長さ3~7㎝の集合果。熟すと裂開し、赤色の種子が糸状の珠柄の先に垂れ下がる。2n=38
タムシバは幹や枝がやや褐色を帯び、葉裏が白っぽい。花が白色、花被片9個。外側の3個は小さく萼状。
コブシはタムシバに花がよく似ており、花の下に小さな葉があり、葉裏が淡緑色。
モクレンは中国原産、花が大きく、紅紫色、花被片9個。外側の3個は小さく萼状。
ハクモクレンは中国原産、花が大きく、白色、花被片9個はすべて花弁状。
幹は灰白色、平滑、皮目がある。葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形~倒披針形、全縁、先は鈍頭又は円頭、基部は狭楔形。葉柄は長さ2~5㎜。葉が展開する前に開花する。花は直径7~10㎝、花被片12~18個。花被片は白色~淡紅色、すべて同形の花弁状。雄しべ、雌しべとも多数。果実は袋果が集まった長さ3~7㎝の集合果。熟すと裂開し、赤色の種子が糸状の珠柄の先に垂れ下がる。2n=38
タムシバは幹や枝がやや褐色を帯び、葉裏が白っぽい。花が白色、花被片9個。外側の3個は小さく萼状。
コブシはタムシバに花がよく似ており、花の下に小さな葉があり、葉裏が淡緑色。
モクレンは中国原産、花が大きく、紅紫色、花被片9個。外側の3個は小さく萼状。
ハクモクレンは中国原産、花が大きく、白色、花被片9個はすべて花弁状。