ヤマハギ  山萩
[中国名]

胡枝子 hu zhi zi

[英名] shrub lespedeza, bicolored lespedeza, shrubby lespedeza
[学名] Lespedeza bicolor Turcz.
マメ科 Fabaceae ハギ属
三河の植物観察
ヤマハギ花
ヤマハギの淡色花
ヤマハギの濃色花
ヤマハギ萼3
ヤマハギ萼2
ヤマハギ上の萼歯の先
ヤマハギ果実
ヤマハギ
ヤマハギ萼
ヤマハギの葉
ヤマハギ種子
 秋の七草の1つとされる。最近では、新しく造成された土手などでも見かけられるが、コマツナギと同様に土留めのために種子が吹きつけられたものと思われる。枝は細く、多数に分枝する。葉は互生し、3出羽状複葉。小葉は薄く、長さ1.5~4(6)㎝の楕円形、先はほぼ円形、ただし、葉先が少し尖ることがある。成葉の表面はほとんど無毛で、わずかに中肋付近に毛が残る程度。葉の裏面には圧毛が生える。花序は基部の葉よりかなり突き出る。花は淡紅紫色が普通だが、濃淡には変化がある。花は長さ約10㎜の蝶形花、旗弁は倒卵形、耳状突起は小さく、旗弁は翼弁や竜骨弁より長い。竜骨弁が長く、前に突き出し、翼弁は竜骨弁より短い。萼は4裂し、上の萼歯の先が少し切れ込む。萼歯は鈍頭又は鋭頭。萼歯が萼筒より短いのが特徴。毛が多くてわかりにくいが、萼歯には濃色の3脈がある。果実は長さ5~7㎜、扁平なほぼ円形、種子は1個だけ入る。種子は長さ3~4㎜。2n=22。
 クロバナキハギ var. higoensis (var. melanantha) 愛知県、熊本県、朝鮮に分布する変種。小葉は長さ1.5~4㎝の惰円形、円頭~鋭頭、裏面に短毛がある。花が長さ11~15㎜、黒色を帯びた赤紫色、翼弁が竜骨弁と同長かやや長い。萼は毛が少なく、裂片は円頭、短い。
 マルバハギは花序が短くて葉の基部からあまり突き出ず、竜骨弁が短く、ほとんど前に突き出ない。また、萼歯の先端が針状に尖る。
 ハギ属には他にニシキハギミヤギノハギ、ツクシハギなど公園に植栽されるものも多い。ニシキハギは葉の両面に宿存する細かい圧毛があり、萼歯が萼筒より長く、萼歯が尖る。ミヤギノハギはニシキハギと同じように萼歯が萼筒より長いが、萼歯の脈が1本だけ目立ち、翼弁が竜骨弁より短く、開花時に斜上する。ツクシハギは変異も多いが、普通、花の色が薄く、淡紅紫色で、旗弁が竜骨弁より短く、萼歯の幅が広く、萼歯と萼筒がほぼ同長。
[花期] 7~10月
[樹高] 1~3m
[生活型] 落葉低木
[生育場所] 道端、草地、林縁
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア
[撮影] 蒲郡市  12.10.4
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