イヌハギ 犬萩

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Flora of Mikawa

マメ科 Fabaceae ハギ属

中国名 绒毛胡枝子 rong mao hu zhi zi
学 名 Lespedeza tomentosa (Thunb.) Siebold ex Maxim.
イヌハギ花序
イヌハギ花
イヌハギの萼
イヌハギの果実
イヌハギ果実2
イヌハギ茎
イヌハギ
イヌハギ種子
イヌハギ葉
イヌハギ小葉
花 期 8~9月
高 さ 60~150㎝
生活型 多年草(落葉半低木)
生育場所 河原、堤防、日当たりのよい草地
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、インド、ネパール、パキスタン
撮 影 豊橋市  14.9.18
ネコハギに対して大きいため、イヌハギと名づけられたといわれている。
 全体に黄褐色の斜上する軟毛がある。茎は直立し、上部で分枝する。葉は互生し、3小葉、葉柄は長さ2~3(4.5)㎝、小葉は長楕円形~卵状惰円形、頂小葉は長さ3~6㎝、幅1.5~3㎝、縁はわずかに内巻きする。葉の脈が隆起する。葉先は鈍頭~凹頭。茎頂及び茎の上部の葉腋に長い総状花序をつける。花柄は長さ4~8(12)㎝、小花柄は短い。萼は長さ約6㎜、先は5裂し、裂片は長さ約4㎜の狭い披針形。花は黄色~黄白色~白色。旗弁は長さ8~10㎜の長楕円形。翼弁は短く、楕円形。竜骨弁は旗弁とほぼ同じ長さ。花序の基部付近の葉腋に閉鎖花が多数集まってつく。 豆果は長さ3~4㎜、幅2~3㎜の卵形、先は短く尖る。種子は1個入る。2n=20
 ネコハギ Lespedeza pilosa は全体に小さく、軟毛が多く、地を這うのが特徴である。茎にも長毛が生える。葉は3小葉で柄があり、長い軟毛が目立つ。小葉は長さ1~2㎝の楕円形~円形。花は葉腋につき、短い総状花序になる。花冠は白色、旗弁の根元に紅紫色の斑紋がある。茎の先の葉腋に柄の短い閉鎖花もつける。果実は長さ3.5~4.5㎜、種子が1個入る。種子は長さ1.9~3㎜。2n=20