トウダイグサ  燈台草
[中国名]

泽漆 ze qi

[英名] mad woman's milk, sun spurge, wolf's-milk
[学名] Euphorbia helioscopia L.
トウダイクサ科 Euphorbiaceae  トウダイグサ属
三河の植物観察
トウダイグサ杯状花序
トウダイグサ杯状花序2
トウダイグサの雌花
トウダイグサの腺体
トウダイグサの花柱
トウダイグサの果実
トウダイグサの茎
トウダイグサの茎の基部
トウダイグサ
トウダイグサの茎頂の放射状の枝
トウダイグサの葉
トウダイグサの葉裏
トウダイグサの種子
 世界に広く分布し、北アメリカやオーストラリアなどに帰化している。和名の由来は油を入れた燈明の台のようであることから。花のように見える杯状花序をつけるのが特徴である。
 根はひげ根、長さ7~10㎝、幅3~5㎜。茎は単一か又は基部近くで分枝し、直立~斜上し、太さ3~5(7)㎜、ときにわずかに管状、平滑、無毛又は長毛が散生する(無毛とされているが長毛が茎や葉にのあるものを確認)。托葉は無い。茎や葉などを傷つけると白色の乳液が出る。葉は互生し、無柄~ほぼ無柄。葉身は長さ1~3.5㎝、幅0.5~1.5㎝の倒卵形~へら形、基部は楔形、先は円形、細鋸歯縁。花序は頂生又は腋生、二出又は単出の集散花序、しばしば複合の擬散形花序となり、頂生、無柄の杯状花序をつける。茎頂に葉(一次総苞葉)を5個輪生する。一次総苞葉は黄緑色、長さ3~4㎝、幅0.8~1.4㎝、倒卵状楕円形、基部は漸尖。一次の散形枝は5個、放射状につき、長さ2~4㎝。ときに、この放射状の枝の中心に杯状花序が1個つくことがまれにある。2次の花序枝(小枝)は短く、長さ1.5~3㎜、先に3個の2次総苞葉がつき、内側の総苞葉が小さく、中心に1個の杯状花序と2~3個の3次総苞葉をつける。3次総苞葉に包まれ、中心の杯状花序1個と2個の総苞片(4次総苞葉)に包まれた杯状花序を2~3個つける。総苞葉は上段ほど小さくなり、2次の総苞葉は基部が円形、3次、4次の総苞葉は基部が楔形、先は円形~微凸形、縁は鋸歯状。杯状花序はまばらに毛があるかほぼ無柄。杯状体(杯状総苞)は鐘形~つぼ形(椀形~管状)、平滑、無毛。杯状体の中に雌花1個(ときに2個)と10数個(実測:11~15個)の雄花がつく。雌花は雌しべのみ。雄花は雄しべのみからなる。時折、杯状花序が単性になり、杯状体の縁が4~5裂する。腺体は(1~)4個又は5(~7)個(Flora of north America)、杯状体の縁の裂片にほとんど互生してつき、腺体は楕円形の盤状。雌花の子房は杯状体の縁にわずかに届き、表面は平滑、3室、1室につき胚珠1個。花柱は3個、分離し、ときに部分的に合着する。花柱は2裂又は2裂せず頭状のときもあり、3本中1本だけが2裂しているのもしばしばある。蒴果は三角状円柱形、長さ2.5~3㎝、幅3~4.5㎜、垂直の溝がよく目立ち、平滑、無毛、熟すと裂開する。種子は卵形、長さ約2㎜、幅約1.5㎜、暗褐色、表面に網状のしわがあり、胚乳は豊富、子葉は大きい。種沈は押しつぶされたように小さい。2n=42。
 ナツトウダイは腺体が先の細く尖った三日月形。
 タカトウダイは花期が夏で、子房の表面に突起がある。
[花期] 4~6月
[草丈] 20~40㎝
[生活型] 1年草、2年草
[生育場所] 道端、土手
[分布] 在来種 本州、四国、九州、沖縄、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ
[撮影] 豊橋市  14.4.9
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