ニシキギ科 Celastraceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群 (Superrosids)-バラ類(Rosid)-マメ類(Fabids)-COMクレード(COM clade)-ニシキギ目(Celastrales) |
分布 | 世界の熱帯から温帯にかけ約100属1200種が分布し、日本には5属(ニシキギ属、ツルウメモドキ属、モクレイシ属、クロヅル属、ハリツルマサキ属)27種が自生する。 |
特徴 | 木本、直立又は攀縁、蔓性のものもあり、常緑又は落葉。茎はときに細根を生じ(ニシキギ属)、ときに刺があり(ハリツルマサキ属)、まれに控え壁樹幹(buttressed trunk)をもつ。葉は単葉、互生又は対生、有柄。葉身は脈が羽状、二次脈は網状、縁は全縁~円鋸歯状~鋸歯状~歯状。托葉は小さく、早落性又は無托葉。花序は腋生又は頂生、花は数個~多数つき、集散、密錐、総状、束生又は花が単生まれに円錐花序。花は放射相称、両性又は単性。花被は(3)4~ 5個~多数。萼片や花弁は分離。花盤は花盤の上に雄しべがある内雄しべ花盤又は外雄しべ花盤、環形、縁が反転、枕形、明瞭又は不明瞭 (モクレイシ属)、縁は全縁、分裂、角張る。雄しべは3~5個、花弁に互生する。葯は (1)2室、底着~背着、縦又は斜めに裂開、内向き~外向き~横向き。子房は3~5個、上位又は周位、しばしば花盤に一部が没頭し、完全又は不完全な2~5室。中軸胎座。胚珠は直立し、中軸につき又は垂れ下がり、室に(1)2(~ 3以上)つく。 花柱は頂生、単一、短いか又は欠く。柱頭は単一又は分裂。果実は胞背裂開蒴果、2~5個の分離果、非裂開性の分果、核果、液果、周りに翼のある翼果、まれに非裂開の蒴果又は堅果。果皮は骨質、革質、紙質、肉質。蒴は平滑、角張り、深裂し、横に扁平、基部で浅裂又は合着し、まれに、刺があり、側面に翼がある。種子は1~12個、平滑、たまに溝があり、有胚乳又は無胚乳、ときに翼がある。翼は膜質、基部にある。仮種皮は無いか、基部にあるか又は種子全体を覆う。仮種皮は膜質、肉質、まれに、粘性がある。子葉は扁平、葉状又は厚く、発芽は地上子葉。 |
栽培 | マサキ、ニシキギなどが庭木などに利用されている。 |
ウメバチソウ属 | ウメバチソウ | Parnassia palustris L. var. multiseta Ledeb. |
コウメバチソウ | Parnassia palustris L. var. tenuis Wahlenb. | |
クロヅル属 | クロヅル | Tripterygium regelii Sprague et Takeda |
ニシキギ属 | アメリカマユミ | Euonymus americanus L. |
コマユミ | Euonymus alatus (Thunb.) Sieb. form. ciliatodentatus (Fr. et Sav.) Hiyama | |
ツリバナ | Euonymus oxyphyllus Miq. | |
ツルマサキ | Euonymus fortunei (Turcz.) Hand.-Mazz. | |
ニシキギ | Euonymus alatus (Thunb.) Sieb. | |
マサキ | Euonymus japonicus Thunb. | |
マユミ | Euonymus hamiltonianus Wall. | |
ツルウメモドキ属 | ツルウメモドキ | Celastrus orbiculatus Thunb. |