ウメバチソウ 梅鉢草
Flora of Mikawa
ニシキギ科 Celastraceae ウメバチソウ属
中国名 | 多枝梅花草 duo zhi mei hua cao |
英 名 | grass of parnassus |
学 名 | Parnassia palustris L. var. multiseta Ledeb. Parnassia palustris L. var. palustris |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 10~40㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 湿地 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 新城市 07.11.9 |
ウメバチソウは仮雄蕊(かりゆうずい) staminode の先が糸状に分裂し、黄色の腺体がつく。この腺体の数によって、エゾウメバチソウ var.
palustris とウメバチソウ var. multiseta に分類されているが、中間のものもあり、var. palustrisに統合し、エゾウメバチソウをウメバチソウの別名とする見解がある。APG分類ではユキノシタ科 Saxifragaceae
からニシキギ科へ移された。
和名は花の形が梅の花に似ていることから。根生葉は長い柄があり、長さ2~4㎝の広卵形で花期にはなくなる。茎葉は、花茎の中間に1枚だけつく。葉は無柄で基部は茎を抱き、葉の中間から花茎が出ているように見える。花は直径約2㎝の白色5弁花。太いのが雄しべで、梅の雄しべのように見えるのは仮雄蕊(かりゆうずい) の先が糸状に分裂し、黄色の腺体がついたものである。腺体の数によって判別し、ウメバチソウは仮雄蕊1本に12~22(15~22)個。2n=18, (27), 36
基本変種のエゾウメバチソウ var. palustris はヨーロッパ、北アジア、アラスカに分布し、英名 Alaska grass of Parnassus、中国名は梅花草 mei hua cao という。 仮雄蕊の腺体は(7)9~11(14)個。
コウメバチソウ var. tenuis は小型の高山型。北アメリカにも広く分布する。仮雄蕊の腺体は7~11個。
ヒメウメバチソウ Parnassia alpicola は仮雄蕊の先が3~5に分裂し、腺体がない。
和名は花の形が梅の花に似ていることから。根生葉は長い柄があり、長さ2~4㎝の広卵形で花期にはなくなる。茎葉は、花茎の中間に1枚だけつく。葉は無柄で基部は茎を抱き、葉の中間から花茎が出ているように見える。花は直径約2㎝の白色5弁花。太いのが雄しべで、梅の雄しべのように見えるのは仮雄蕊(かりゆうずい) の先が糸状に分裂し、黄色の腺体がついたものである。腺体の数によって判別し、ウメバチソウは仮雄蕊1本に12~22(15~22)個。2n=18, (27), 36
基本変種のエゾウメバチソウ var. palustris はヨーロッパ、北アジア、アラスカに分布し、英名 Alaska grass of Parnassus、中国名は梅花草 mei hua cao という。 仮雄蕊の腺体は(7)9~11(14)個。
コウメバチソウ var. tenuis は小型の高山型。北アメリカにも広く分布する。仮雄蕊の腺体は7~11個。
ヒメウメバチソウ Parnassia alpicola は仮雄蕊の先が3~5に分裂し、腺体がない。