マンサク科 Hamamelidaceae
分類 | 被子植物(angiosperms)- コア真正双子葉類(core eudicots)-バラ上群 (Superrosids)-ユキノシタ目(Saxifragales) |
分布 | 世界の亜熱帯から温帯にかけて約27属約80種が分布し、日本にはマンサク属、トサミズキ属、トキワマンサク属、マルバノキ属、イスノキ属の5属が自生する。 Altingia、Liquidambar(フウ属)、Semiliquidambarはフウ科(Altingiaceae)として分離された。 |
特徴 | 多年草又は1年草。ほとんどが地上生まれに水生、肉食植物(carnivorous)。茎は小さくなった葉身を持ち、根茎として地中で機能する。塊茎や根茎は有又は無。葉は根生し、ロゼットになり、まれに輪生する。托葉は有又は無。葉身は粘性の腺毛又は感毛(sensitive hair)をもち、葉を素早く閉じて(trigger closing)、昆虫などの小動物を捉える。若い葉身は渦巻き状(circinate)。花は腋生、側生又は頂生、普通、さそり形花序(cincinnus)につき、まれに総状花序につき又は単生する。花は両性、放射相称、4~5数性。萼片は4又は5個、(又は6~8個)、宿存性。花弁は萼片と同数又はそれ以上。雄しべは4又は5個、子房下生、分離、花弁に互生。葯は2室、縦の隙間から裂開する。子房は上位又はほぼ上位、球形又は卵形、2~5心皮、1~3室。側膜胎座又は基底胎座。花柱は(2)3~5(6)個、単一又は分枝。柱頭は1個又は多裂。果実は蒴果、裂開又は非裂開。種子は少数~多数、胚乳は肉質。胚は直線状。 |
栽培 | 観賞用にトサミズキ、マンサク、ベニバナトキワマンサクなどが栽培されている。 |
イスノキ属 | イスノキ | Distylium racemosum Sieb. et Zucc. |
シャクナゲモドキ属 | シャクナゲモドキ | Rhodoleia championii Hook.f. |
シロバナマンサク属 | シロバナマンサク | Fothergilla major Lodd. |
マルバノキ属 | マルバノキ | Disanthus cercidifolius Maxim. |
マンサク属 | シナマンサク | Hamamelis mollis Oliv. |
マンサク | Hamamelis japonica Sieb. et Zucc. | |
トキワマンサク属 | トキワマンサク | Loropetalum chinense (R. Brown) Oliver var. chinense |
ベニバナトキワマンサク | Loropetalum chinense (R. Brown) Oliver var. rubrum Yieh | |
トサミズキ属 | コウヤミズキ | Corylopsis gotoana Makino |
トサミズキ | Corylopsis spicata Siebold et Zucc. | |
ヒュウガミズキ | Corylopsis pauciflora Siebold et Zucc. |