ベニバナトキワマンサク 紅花常葉満作

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Flora of Mikawa

マンサク科  Hamamelidaceae  トキワマンサク属

中国名 红花檵木 hong hua ji mu
学 名 Loropetalum chinense (R. Brown) Oliver var. rubrum Yieh
ベニバナトキワマンサクの花
ベニバナトキワマンサクの萼
ベニバナトキワマンサク蕾
ベニバナトキワマンサク蕾2
ベニバナトキワマンサクの幹
ベニバナトキワマンサク
ベニバナトキワマンサク葉表
ベニバナトキワマンサク葉裏
花 期 4~5月
高 さ 1~3m
生活型 常緑小高木
生育場所 山地
分 布 帰化種 中国原産
撮 影 新城市  14.4.14
トキワマンサク Loropetalum chinense の赤花の変種。中国南部で広く栽培されている。日本でもよく栽培されている。
 トキワマンサク Loropetalum chinense var. chinense は日本、中国、インドに分布し、中国名は檵木(ji mu)。日本の自生は少なく、静岡県湖西市、伊勢神宮、熊本県荒尾市の3箇所が知られているだけであり、栽培されているものは多い。葉は長さ 2~6.5㎝、幅1~3㎝の卵形~惰円形、全縁、若いときは葉裏に星状毛があり、基部は円形~楔形、先は尖る。側脈は4~8対。葉柄は0.2~0.5㎝、星状毛がある。枝先に3~16個の花をつける。花は葉が展開する前に開花する。苞や花柄に星状毛がある。萼片は長さ2~3㎜。花弁は4(6)個、白色~淡黄色~赤色、長さ1~2㎝、先は鈍形~円形。雄しべは4~5個、花糸は長さ0.4~0.5㎜。葯は長さ0.5~0.6㎜の卵形。雄しべに対生して仮雄しべがある。子房下位。子房には星状毛がある。果実は長さ7~8㎜、幅6~7㎜、卵形~倒卵状球形、褐色の星状毛がある。種子は長さ4~7㎜、幅3.5~4㎜、卵状球形~惰円形。
 マンサク Hamamelis japonica は日本固有種。花が黄色、開花が2~3月。萼片が暗紫色。
 マルバマンサク var. discolor は日本海側に自生し、葉先が円形、葉裏の脈上以外は無毛。アカバナマンサクはマルバマンサクの花弁が赤いものであり、花弁の基部だけが赤くなるものをニシキマンサクという。
 シナマンサク Hamamelis mollis (金缕梅 jin lu mei jin lu mei) は花期が早く1月から花が見られる。枯れ葉が花の時期に残っていることもある。葉の歯牙が細かく、葉裏と葉柄に綿毛が密生する。