ムラサキイヌホオズキ類似種 紫犬酸漿類似種

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Flora of Mikawa

ナス科 Solanaceae ナス属

学 名 Solanum sp.
 synonym Solanum memphiticum auct. non Mart.
ムラサキイヌホオズキ類似種花序
ムラサキイヌホオズキ類似種花序
ムラサキイヌホオズキ類似種淡紫色花
ムラサキイヌホオズキ類似種白花
ムラサキイヌホオズキ類似種果実
ムラサキイヌホオズキ類似種黒色の果実
ムラサキイヌホオズキ類似種雄しべ雌しべ
ムラサキイヌホオズキ類似種茎
ムラサキイヌホオズキ類似種
ムラサキイヌホオズキ類似種の種子
ムラサキイヌホオズキ類似種の葉
花 期 7~11月
高 さ 30~60㎝
生活型 1年草
生育場所 田の畔、畑、道端、林縁
分 布 帰化種  南アメリカ原産
撮 影 幸田町  11.11.10
ムラサキイヌホオズキは平凡社・日本の野生植物に掲載され、アメリカイヌホオズキと別種の南アメリカ原産のSolanum memphiticum Mart.であろうとされていた。Solanum memphiticum Mart.は正式な学名と認められていなかったが、古くからドイツで栽培されていた種であり、詳細が不明な種であった。現在ではSolanum memphiticum Mart.はナンゴクイヌホオズキ(Solanum scabrum Mill.)のsynonymとされている。Solanum scabrum Lamは南米で果実野菜として栽培されている果実の大きなペピーノ(Solanum muricatum Aiton)のsynonymとされている(POWO)。また、Solanum memphiticum J. F. Gmel.はアフリカ、南西アジア原産の花や茎などが紫色を帯びず、腺毛や毛が多い全くの別物である。写真はムラサキイヌホオズキ類似種であり、ナンゴクイヌホオズキではなく、アメリカイヌホオズキやテリミノイヌホオズキに似たものである。
 平凡社・日本の野生植物の解説の抜粋は次のとおり。Solanum memphiticum Mart.やナンゴクイヌホオズキ(Solanum scabrum Mill.)とも合致しない。
 南アメリカ原産の1年草。高さ30~60㎝。茎は多数、分枝し、紫色を帯び、稜があり、曲がった短い剛毛がまばらに生える。葉は互生し、葉柄は長さ5~20㎜、葉身は長さ3~5㎝、幅1~2.5㎝の楕円形、葉先はやや鈍く基部は鋭形、葉縁は不明瞭な波状鋸歯。散形花序に2~5個の花をつける。花は淡青紫色で小さい。萼は浅く5裂し、長さ約2㎜。果実は直径約9㎜、黒色に熟す。Solanum memphiticum Mart.(平凡社・日本の野生植物)
1 Solanum memphiticum Mart.のBHLの解説
 47. S. MEMPHITICUM (Mart. h. Erlang, 63, e Rem. et Schult. syst. 4, p. 661)、茎は草質、直立し、歯状で角張る。葉は卵形、全縁で葉柄がある。花序柄は直立し、花は多数つき、花には小花柄があり、集散花序は直立し、果時に小花柄は垂れ下がる。
 東洋にあり、庭、野生、耕作地に生える。茎は多年生で這い、立ち上がり、節があり、暗紫色、毛が生え、角張る。葉は葉柄があり、卵形、先は短い尖鋭形、先端が尖り、基部は葉柄に向かって狭くなり、中間に5~6本の主側脈があり、ときに暗紫色を帯び、長さ3.5 in.(8.8cm)×幅1~1.25 in. (2.5~3.1cm)。葉柄は帯紫色、腺があり、毛があり、長さ6~12 lin.(12~24mmm)。総状花序は長く、花序柄があり、長さ1.5~2 in. (3.8~5cm)。花は集散花序につき、小花柄があり、直径4~5 lin.(8~10mm)。小花柄は長さ3~5 lin.(6~10mm)、軟毛があり、杯状の点状の毛がある。萼は杯形で5裂し、萼片は緑色、卵状円形。花冠は深く、5裂し、裂片は披針形または卵状披針形、帯紫色、爪部(基部)は黄色。葯は輻合し、帯紫色。花柱は真っすぐ、葯は少し長めである。柱頭は頭状。液果は黒色。特徴:栽培種では、茎葉は中脈に暗紫色の斑紋がある。花期(3月)。(v. s. in h. Mori cand 1835.)
 β-repandum は、葉が大きく、葉柄が短く、基部はより広い角度の楔形、長さ2 in.×幅2 in.。総状花序は短い。S. Memphiti-cum Mart. W. Gerhard fl. exs. 1824, in h. DC. (v. s. h. DC.)
 ラテン語原文
 47. S. MEMPHITICUM (Mart. h. Erlang, 63, e Ræm. et Schult. syst. 4, p. 661), caule herbaceo erecto denticulato-angulato, foliis ovatis integris repandisque petiolatis, pedunculis erectis multifloris, floribus pedicellatis cymosis erectis, pedicellis fructiferis cernuis. 4? In Oriente (Aucher Eloy n. 5030, Bouchy. in h. Boiss.); in hort. bot. cultum. Caules perennes, pedales, et altiores, foliis ramisque decidentibus nodulosi, atroviolacei, pubescenti-hirti, angulati. Folia petiolata, ovata, breviter acuminata, subcuspidata, in petiolum angustata, nervo medio venisque primariis utrinsecus 5-6, interdum atropurpureis pictis, adjecto petiolo 3.5 poll. longa, 1-1.25 poll. lata, grabriuscula. Petioli purpurascentes, glandulosi, puberuli, 6-12 lin. longi. Racemi longi, pedunculati, 1.5-2 - pollicares. Flores cymosi, pedicellati, 4-5 lin. diam. Pedicelli 3-5 lin. longi, calycesque punctati puberuli. Calyx cyathiformis, 5-fidus, laciniis ovato-rotundatis viridibus. Corolla profunde 5-fida, laciniis ovato-lanceolatis violaceis, ungue luteolo. Antheræ conniventes, violaceæ. Stylus rectus, antheris paulo longior. Stigma capitatum. Bacca nigra. Habitus, cb caulem purpuras-centem foliaque venis atropurpureis picta, luridus (Martius). (v. s. in h. Mori cand 1835.) β-repandum, foliis majoribus brevius petiolatis magis cuneatis repando-angulatis 2 poll. longis 2 poll. latis, racemis brevioribus. S. Memphiti-cum Mart. W. Gerhard fl. exs. 1824, in h. DC. (v. s. h. DC.)
2 Solanum scabrum Mill. ナンゴクイヌホオズキ 南国犬酸漿

  synonym Solanum suffruticosum auct. non Schrousboe ex Willd.

  synonym Solanum memphiticum Mart.
  synonym Solanum nigrum var. pterocaulon Schur
  synonym Solanum pterocaulon Dunal
 アフリカ原産。中国名は木龙葵 mu long kui 。英名はgarden-huckleberry。中国、台湾、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアなどに帰化している。 S. scabrum の葉と若い芽は、伝統的な料理の付け合わせとしてほうれん草のように調理される。葉の抽出物は、下痢、特定の眼感染症、黄疸の治療に伝統医学で使用されている。東アフリカでは、果実を噛んで潰瘍や腹痛の治療に使われる。果実は染料やインクとしても使用される。
【Särkinen et al. 2018の解説】=【Sandra Knapp etc.(2019)】
 高さ1.5mまでの1年生または短命の多年生草本、基部は木質化することが多い。茎は円柱形、稜線、または翼があり、緑色~紫色で、直立または斜上し、稜線や翼がある場合は後に棘があり、通常、やや中空。新芽には微軟毛があり、毛は単純に広がる単列の2~8細胞の腺のない毛であり、長さ0.3~0.8mm。古い茎は無毛になり、目立つ偽棘は有または無。仮軸枝は2葉がつき(difoliate)、通常、双生(geminate)しないが、葉が対になる場合は通常一方が小さい。葉は単葉で、長さ4~15(20)cm、幅3~10(16)cm、広卵形~楕円形、栽培品種によって大きさが大きく異なり、上面が緑色~暗緑色~やや紫色を帯び、わずかに淡色、上面および下面は無毛またはまばらに毛があり、茎と同じような単純な単列の毛が主に葉脈に沿ってつき、葉身に沿って散在し、主葉脈は3~6(~8)対で、より淡い緑色またはしばしば紫がかった色になり、基部は急に鋭形または切形、葉柄上に狭く翼状となり、縁は全縁または稀に浅く波状であり、先は丸みを帯びた鋭形である。葉柄は長さ1~5(8)cm、無毛またはまばらに毛があり、茎のものと同じような単純な単列の毛が生える。花序は長さ1~2(~4)cm、節間があり、分岐せず~2股分岐し、栽培品種では何度も分岐し、花が4~10(30+)、先端に密集して付く(ほぼ散形)か、または花序軸に沿って広がり、無毛またはまばらに毛があり、毛は茎と同様な単純な単列の毛である。花序柄は長さ1~5(~8)cm、直立して太く、先端はかなり太くなり、ほぼ木質で、緑色または紫色がかる。小花柄は長さ0.4~1cm、基部の直径は0.3~0.5mm、先端の直径は0.75~0.9mmで、萼筒に向かって急に広がり、頑丈で、直立し、広がり、緑色または紫色がかり、無毛または花序柄のようにわずかに毛があり、基部に関節がある。小花柄の傷跡は花序軸の先端近くに密集し、間隔は0~2mmで、ときに長さ約0.5~1.0mmの短い基部を伴う。蕾は球形~ほぼ球形、花冠は開花前に萼筒から1/2~1/3突出する。花は5数性またはたまに栽培品種では束生し、6~7数性、すべて完全花である。萼筒は長さ0.9~1.1mm、急にカップ形、基部が広く、裂片はわずかに不均等で、長さ0.9~1.5mm、幅0.5~1.5mm、広三角形、先は丸みを帯び、緑色または紫色がかっており、無毛またはまばらに毛があり、小花柄と同様に単純な単列の毛状突起があり、縁はしばしば乾くと薄膜質で白色になる。花冠は直径7~12mm、白色、紫色がかり、またはたまにライラック色~暗紫色、基部に黄色の星形があり、星形で、基部の約半分まで裂け、裂片は長さ2.5~4mm、幅1.5~3mm、広がるかまたは後屈し、先と縁は密にパピラがある。雄しべは等長で、花糸の筒部は非常に短く、長さ0.1mmまで。花糸の自由部分は長さ0.5~0.8mm、無毛または軟毛があり、毛は絡み合った単列の単純な毛である。葯は長さ2~3mm、楕円形または先端に向かってわずかに細くなり、黄色、オレンジ色または褐色で、先端には孔があり、孔は経年と乾燥によりスリット状に長くなり、葯隔は乾燥した標本ではしばしば褐黒色になる。子房は円形で無毛。花柱は長さ2.5~5mm、密に毛があり、葯錘(anther cone)に含まれる基部1/2に長さ0.2~0.5mmの単列の毛があり、葯錘から0~1.5mm突き出る。柱頭は頭状、表面には微細なパピラがある。果実は球形~わずかに扁球形の液果で、直径10~20mm、成熟すると紫黒色になり、不透明で、果皮は厚く光沢がある。果時の小花柄は長さ7~15(20)mm、基部の直径0.5~1mm、先端の直径1.1~1.5mmで、頑丈で直立し、広がり、紫色または褐色で、通常果実と一緒に落ちず、植物に残り、しばしば古い花序に宿存する。果時の萼片は増大せず、萼筒は長さ1.5~2mm、通常は不均一に裂け、萼片は長さ2~3mm、通常は乾いた部分でより厚い白色の縁があり、密着または広がってわずかに後屈する。種子は1果あたり(20~)100~150個、長さ2~2.8mm、幅1.5~1.8mm、扁平で涙滴形、ほぼ先端にへそがあり、黄褐色または紫色、表面に微細な穴があき、薄く、胚が明瞭に見え、種皮細胞の輪郭は長方形~五角形。球状顆粒はない。2n=6x=72 (Särkinen et al. 2018 を参照)。
【Flore du Gabonの解説】
 1年草または多年草、直立またはよじ登り、高さ1.5mまで。茎は棘はないか、または成長すると棘があり、単毛がある。茎は広がり、円筒形で(中空で乾いた標本では平らになる)、溝があるか翼があり、微軟毛があり、すぐに無毛になる。葉柄は長さ1~5(~8)cm、無毛またはまばらに毛がある。葉身は卵形~楕円形、長さ4~15(~20)cm、基部は急に鋭形~切形、先は円形~鋭形、縁は全縁または稀にわずかに波状、表裏同色、無毛またはまばらに毛がある。花序は側生、長さ1~4cm、単純または一部の栽培種では大きく枝分かれし、4~10(~30)個の両性花をつける。花序柄は長さ1~5(~8)cm、花序軸は無毛またはまばらに毛がある。花は5数性。小花柄は長さ0.4~1cm、軟毛がある。萼は筒部が長さ0.9~1.1mm、無毛またはまばらに毛があり、萼片は広三角形、長さ0.9~1.5mm、先は円形。花冠は星状、直径0.7~1.2cm、白色~暗紫色、中心が黄色、半分まで裂け、花冠裂片は広がって反り返り、三角形、長さ2.5~4mm×幅1.5~3mm、縁に密にパピラがある。雄しべは等長、花糸は無毛または有毛、葯は長さ2~3mm。子房は無毛。花柱は突出し、長さ2.5~5mm、下半分に密に毛がある。果実は球形、±扁平、直径1~2cm、熟すと紫黒色になり、(20~)100~150個の種子を含み、球状顆粒(sclerites)はない。種子は卵形、長さ2~2.8mm×幅1.5~1.8mm、黄褐色または紫色。
【Flora of Chinaの解説】
 標高200~2700mの道路の近く、峡谷や谷の湿った場所に生える。福建省、広東省、広西チワン族自治区、貴州省、湖南省、江西省、四川省、台湾、西蔵、雲南省、浙江省で栽培されている。
 1年草または短命の多年草、無毛またはわずかに毛がある。茎は直立し、しばしば角張る。小枝は毛があり、無毛になる。葉柄は長さ4~7mm。葉身は広卵形、菱形、または円形で、しばしば幅広く、長さ2~10(~12)cm×幅2~6(~7)cm、無毛または毛があり、基部は楔形、沿下し、縁は全縁、波状、またはわずかに歯状、先は鋭形。花序は腋外生、散形花序状。花序柄は分岐せず、長さ1~2.5cm。小花柄は長さ5~10mm、毛がある。萼は杯形、直径約2mm、外面に微軟毛がある。萼片は三角状卵形、長さ約0.5mm、縁毛がある。花冠は白色、長さ約10mm、直径1cm。花冠裂片は卵形、長さ2.5~5mm、外側に軟毛がある。花糸は短く、葯は長円形、長さ2~4mm。花柱は長さ約3mm、細柔毛がある。果時の小花柄は反り返っており、果時の萼は反り返る。果実は紫黒色、やや光沢があり、球形、直径5~10mm。種子は円盤形、直径0.8~1mm。花期と果期は1年中。

ムラサキイヌホオズキ類似種の調査結果


 ムラサキイヌホオズキは花が淡青紫色で小さく、散形花序の花数が2~5個と少なく、アメリカイヌホオズキに似ているが、アメリカイヌホオズキとは別種であり、南アメリカ原産又は南アフリカ原産ともいわれる。葉がやや大きいが、外観がムラサキイヌホオズキに似ているものを確認し、ムラサキイヌホオズキ類似種として、比較した。
 茎は紫色を帯び、よく基部で分枝し、斜上し、あまり高くならない。全体の外観はイヌホオズキやアメリカイヌホオズキに似ている。葉の質はアメリカイヌホオズキより厚い。日当たりのよい場所に多い小型の株の葉は葉身の長さ3~5.5㎝、幅1.5~3.5㎝、葉柄は長さ1~3㎝と小さい。湿気が多い場所や、畑の中では全体に大きく、大きい葉は長さ9㎝、幅5.5㎝、葉柄の長さが5㎝あった。上部の葉まで幅が広く、葉の切れ込みがイヌホオズキやアメリカイヌホオズキの波状の切れ込みよりやや深いものから、アメリカイヌホオズキに近いものまである。花は小さく淡紫色を帯びたものがほとんどのため、アメリカイヌホオズキに似ている。しかし、花の大きさは株によって全く違い、大きい花ばかりの株もあった。葉が大きい株は花も大きい。花序につく花数は4~5個が多く、アメリカイヌホオズキに近いものであり、1個のものは見つからなかったが、アメリカイヌホオズキの花数の範囲に入る。花径は文献値と一致していないのは他種と同様である。花柱の長さはやや短いがアメリカイヌホオズキとして実測したものとよく似ていて、神奈川県植物誌のアメリカイヌホオズキデータに合致する。葯の長さは1.7mmを超えるものが混じり、アメリカイヌホオズキとしては長く、ナンゴクイヌホオズキの長さ2~4mmの範囲ほど長くならない。果実はあまり熟したものがなく、アメリカイヌホオズキに熟し方も似ている。しかし、フケ状班紋がやや多く、光沢がある。果実中の種子数は100個を超えることがなく、アメリカイヌホオズキより少なく、種子がやや大きい。球状顆粒は2~6個あり、5、6個のものが多いが、少ないものもある。同じ花序の果実は球状顆粒の数も似ているため、少しの果実を調べただけではテリミノイヌホオズキかアメリカイヌホオズキのどちらかの球状顆粒数になる可能性が高く、見つけにくいものだと思われる。テリミノイヌホオズキは球状顆粒数が(0または2~4(~6)個で近い。種子はアメリカイヌホオズキの種子に色や形が似ているが、大きさはやや大きく、テリミノイヌホズキの種子の大きさとほぼ等しい。[イヌホオズキ類の種子参照]
 他のイヌホオズキ類との比較はイヌホオズキ類の比較表にまとめた。  表・ムラサキイヌホオズキ類似種の比較
  アメリカイヌホオズキ
Solanum emulans
テリミノイヌホオズキ
Solanum america-
num
ナンゴクイヌホオズキ
Solanum scabrum
実測値
ムラサキイヌホオズキ類似種 アメリカイヌホオズキ テリミノイヌホオズキ垂れ実型(種子淡褐色)
花序 散形
[散形]
{散形~ほぼ散形まれに2股分岐}
(散形~総状)
ほぼ散形
散形~ほぼ散形まれに2股分岐
ほぼ散形~総状
散形
ほぼ散形~総状
散形
ほぼ散形~総状
散形
ほぼ散形~総状
散形
花序の花 個 1~4
[(2~)3~6]
{(2)3~6}
5~12
[3~10]
{(3~)4~6(8)}
(3~10)
-
-
{4~10(30+)}
(多数or3~5:China)
2~6 1~ 5 3~9
花(花冠)径 ㎜ 4~6
[5~10]
{8~10}
4~6
[4~8]
{3~6}
(3~6)
-
-
{7~12}
(約10)
6~12 6~12 6~13
花柱 ㎜ 2~3
[-]
{3.5~4.5}
2~3
[2.2~2.6]
{2.2~2.6}
(2.5~4)
-
-
{2.5~5}
(約3)
2.0~2.5 2.1~2.8 2.2~3.7
葯  ㎜ 1~1.5
[1~1.5]
{(1~)1.5~1.7}
1~1.5
[0.7~1.5]
{0.7~1.5}
(0.7~1.5)
-
-
{2~3}
(2~4)
1.2~1.8 1.4~1.6 1.4~1.9
花粉粒 μm   (12)15.0~21.7(24.8)   25~31 27~33 25~28
果時の萼 [密着]
{密着~わずかに広がる}
[強く後屈]
{強く後屈}
(強く後屈)
[-]
{密着~わずかに後屈}
[-]
{わずかに密着~後屈}
[-]
{密着~わずかに後屈}
[-]
{後屈~強く後屈}
果実光沢 やや鈍
[鈍~微]
{無~微}

[有]
{強}
(有)
-
-
{有}
(やや有)
強~弱 鈍~弱 強~弱
果径 ㎜ 7~10
[5~9]
{6~8}
4~7
[5~10]
{4~9(~12)}
(5~10)
-
-
{10~20}
(5~10:FOC)
6~9 5~8.5 4.5~10
種子数 個 60~120
[20~50(~60)]
{20~50(~60)}
(30~50)
【>75】50-100
30~50
[30~50]
{30~50}
(30~50)
【50-110】
-
-
{(20~)100~150}
(20~)100~150
(13)32~87 (12)69~118 (7)27~88
種子長 ㎜ 1~1.3
[1.6~1.8]
{1.6~1.8}
(0.8~1.6)
約1.5
[1~1.5]
{1~1.5}
(1~1.5)
【0.8-1.6】
-
-
{2~2.8}
(0.8~1:FOC)
1.3~1.8 1.2~1.5 1.2~1.8
種子の色 淡黄褐色
[帯黄色]
{褐色}
白色
[淡黄色~褐色]
{淡黄色}
[黄~ほぼ白]
-
-
{黄褐色~紫色}
黄褐色~紫色
淡黄褐 淡黄褐色 淡褐色
球状顆粒 個 4~10
[(4)6~9(10)]
{6~9(10)}
【1-10】
0~2
[(0~)2~4(~6)]
{0or2~4(6)}
(2~4(6))
-
-
{0}
(0)
2~6 4~6 0

参考

1) Flora of China
 Solanum scabrum Miller  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200020602
2) POWO | Kew Science
 Solanum memphiticum J.F.Gmel.  
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:820062-1
 Solanum scabrum
http://www.plantsoftheworldonline.org/?q=Solanum+scabrum
3) International Plant Genetic Resources Institute 1997
 Black nightshades. Solanum nigrum L. and related species.
 Jennifer M. Edmonds , James A. Chweya  
https://www.researchgate.net/publication/244993287_Black_nightshades_Solanum_nigrum_L_and_related_species
4) National Center for Biotechnology Information,
 U.S. National Library of Medicine
 revision of the Old World Black Nightshades
 (Morelloid clade of Solanum L., Solanaceae)
http://mikawanoyasou.org/
5) Phytokeys 106 :1-223
 A revision of the Old World Black Nightshades
 (Morelloid clade of Solanum L., Solanaceae)
https://phytokeys.pensoft.net/article/21991/
6) BHL Contributed by Missouri Botanical Garden, Peter H. Raven Library
 Solanum memphiticum Mart. Page 47 (Text) 1857
https://www.biodiversitylibrary.org/page/159527#page/53/mode/1up