リンネソウ科 Linnaeaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids)-キキョウ類(Campanulids)-マツムシソウ目(Dipsacales)
 APGⅡによりスイカズラ科から分けられた。
分布 日本、朝鮮、中国、インド、ネパール、パキスタン、アフガニスタン、キルギスタン、ウズベキスタン、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカに6属19種が分布する。
【リンネソウ科の属】
Abelia(ツクバネウツギ属  )、[Diabelia(Abeliaの異名)]、Dipelta(ディペルタ属)、Kolkwitzia(ショウキウツギ属)、Linnaea(リンネソウ属)、Vesalea、Zabelia(イワツクバネウツギ属)
特徴 低木、直立又は這う。葉は対生~ときに輪生、単葉、無托葉、葉柄間(interpetiolar)の線上につく。花序は頂生又は腋生、3花の集散花序、双生又は単生。苞は葉状又は無く、子房の基部に位置し、萼状総苞を形成する。花は両性花、ほぼ左右相称。花被は4~5数性。花冠は蕾では覆瓦状。蜜腺は小型の腺毛からなり、花冠筒部の内側につく(nectaria trichomalia)。.雄しべ4個、花冠裂片に互生。花糸は筒部の1/3~1/2の位置につく。子房は下位、3~4室、中軸胎座、1又は2室のものは1個の稔性の胚珠をもち、2室のものは多数の不稔の胚珠をもつ。花柱は長い。柱頭は頭状。果実は痩果、宿存性の萼片が密集する。(リンネソウ属は脱落性)。種子は1~2個、胚は小さく、直線状。胚乳は豊富。
栽培 花の美しいものが多く、よく庭木として栽培されている。。
イワツクバネウツギ属   イワツクバネウツギ Zabelia integrifolia (Koidz.) Makino ex Ikuse et S.Kuros.
ツクバネウツギ属   コツクバネウツギ Abelia serrata Sieb. et Zucc.
ツクバネウツギ Abelia spathulata Sieb. et Zucc.
ハナツクバネウツギ Abelia ×grandiflora (Rovelli ex Andre) Rehder
ヒロハコツクバネウツギ Abelia serrata Sieb. et Zucc. form. gymnocarpa (Graebn.) Sugimoto
ベニバナコツクバネウツギ Abelia serrata Siebold et Zucc. form. sanguinea (Sugim.) Sugim.
ホソバコツクバネウツギ Abelia serrata Siebold et Zucc. form. obspathulata (Koidz.) Sugim.
モモイロアベリア Abelia ×grandiflora 'Edward Goucher'