ホソバコツクバネウツギ 細葉小衝羽空木

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Flora of Mikawa

リンネソウ科  Linnaeaceae ツクバネウツギ属

学 名 Abelia serrata Siebold et Zucc. form. obspathulata (Koidz.) Sugim.
Abelia serrata Siebold et Zucc. var. obspathulata Koidz.
ホソバコツクバネウツギの花
ホソバコツクバネウツギの花2
ホソバコツクバネウツギの雄しべと雌しべ
ホソバコツクバネウツギの萼片
ホソバコツクバネウツギの幹
ホソバコツクバネウツギ
ホソバコツクバネウツギの花横
ホソバコツクバネウツギ葉表
ホソバコツクバネウツギ葉裏
花 期 5~6月
高 さ 1~2m
生活型 落葉低木
生育場所 日当たりのよい山地
分 布 在来種 本州(中部地方以西)、四国、九州、中国
撮 影 新城市  15.5.22
ホソバコツクバネウツギ はコツクバネウツギの葉幅が狭い品種。葉が小形、長さ1~2㎝、幅3~7㎜の披針形~広披針。写真のものは葉が長さ1~2.3㎝、幅3~6㎜、花が長さ1.8~2㎝(花冠筒部)。幅1.2~1.3㎝(開いた最大幅)
 鳳来寺山系にはホウライコツクバネウツギと呼ばれるタイプが見られる。葉の細いものものあり、中間的なものもあって、品種としては分類されていない。葉がホソバコツクバネウツギのように小形だが、幅がやや広く、葉裏が白色を帯び、花が淡黄色。
 コツクバネウツギ
 葉は対生し、長さ2~5㎝、幅1~2㎝の卵形~狭楕円形、先が尖り、不揃いの鋸歯縁~全縁。両面とも有毛。新枝の先に普通、対に花をつける。小花柄は長さ2~3㎜。萼は基部まで2(又は3)裂し、萼片は長さ5~9㎜、ときに先端が2~3浅裂する。花冠は黄白色~黄色~ときに帯紅色、長さ1~2㎝の漏斗状の唇形、上唇は2裂し、下唇は3裂する。花の内側に橙色の網目状の模様があり、長毛がある。筒部は長さ約18㎜。雄しべは4個、二長雄しべ(didynamous)。子房は長さ8~10㎜、有毛。花柱は細く、雄しべより長く、花冠からやや突き出し、柱頭は頭状。花柱の基部に扁平な蜜腺がある。痩果は長さ8~10㎜の細い円筒形。
 は品種として分類されてはいないが、
 ヒロハコツクバネウツギ form. gymnocarpa は萼片が2個で、葉が長さ4~7㎝と大きく、幅が広い品種。花が白色~黄色。