オモダカ科  Alismataceae

分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -オモダカ目(Alismatales)
分布 北半球の温帯から熱帯に約13属100種が分布し、日本に数種の自生種がみられる。
特徴 多年草まれに1年草。水生、湿地に生え、ときに根茎をもつ。葉は根生し、線形~披針形~楕円形~卵形~円形~矢じり形、長い葉鞘の柄がある。葉脈は平行、余白があり、先まで届き、横脈で繋がる。花はしばしば花茎の節に輪生し、総状花序、円錐花序、散形花序を形成し、有柄、放射相称、両性又は単性、雌雄混株、普通、普通、苞がある。萼片は3個、宿存性、緑色。花弁は3個、脱落性、普通、白色ときに黄色。雄しべ3個~多数、輪生し、長い花糸がある。葯は2室、外向き、縦の隙間から裂開する。心皮は3個~多数、輪生又は螺旋状に並び、分離する。胚珠は1~数個。花柱は宿存性。果実は房状又は輪生し、側面が扁圧した痩果、小石果、たまに袋果。種子は曲がり、馬蹄形の胚をもつ。胚乳は無い。
栽培 オモダカは漢方名を澤瀉(たくしゃ)といい、利尿剤として用いられる。クワイはおせち料理には欠かせない存在である。
オモダカ属 ウリカワ Sagittaria pygmaea Miq.
オモダカ Sagittaria trifolia L.
クワイ Sagittaria trifolia L. 'Caerulea'
ナガバオモダカ Sagittaria graminea subsp. weatherbiana (Fernald) R. R. Haynes & Hellquist
サジオモダカ属 ヘラオモダカ Alisma canaliculatum A.Br. et Bouche
ミズヒナゲシ属 ミズヒナゲシ Hydrocleys nymphoides(Humb. et Bonpl. ex Willd.) Buchenau