モチノキ  黐の木
[中国名] 全缘冬青 quan yuan dong qing
[英名] mochitree
[学名] Ilex integra Thunb.
モチノキ科 Aquifollaceae  モチノキ属
三河の植物観察
モチノキ花序
モチノキ花
モチノキの果実
モチノキの果実拡大
モチノキ核
モチノキの幹
モチノキ
モチノキ花序
モチノキ葉
 和名の由来は昔、樹皮を数ケ月水に浸けて腐らせ、搗いて鳥を捕える鳥黐(とりもち)を作ったことから。神社に多く、竹島にも巨木がある。
 幹は灰白色、滑らか。枝は緑色、鈍い稜がある。葉は互生し、長さ4~7㎝の惰円形~長楕円形、先は短く尖り、基部は楔形、長さ5~15㎜の葉柄がある。葉色は濃緑色、光沢のある革質、両面とも無毛。若葉には先端付近に鋸歯があり、成葉は全縁。雌雄別株。葉腋の短い前年枝に黄緑色の花を多数つける。雄花は2~15個、雌花は1~4個、束生する。花弁4個、萼片4個。雄しべも4個、雌花の雄しべは退化して小さい。花柱はほとんどなく、柱頭が円筒形の子房に接してつき、4浅裂する。果実は直径10~12㎜の球形の核果、赤色に熟し、光沢が少なく、落ちると黒くなる。核は4個入り、長さ約7㎜、橙褐色、三角状惰円形。
 クロガネモチ Ilex rotunda は枝や葉柄が紫色を帯びる。花は白色、雄しべが淡紅色で、花弁、雄しべ、萼片が4~6個。新枝で開花する。果実は直径6~7㎜と小さく、光沢がある。
 ナナミノキ Ilex chinensis は本州(静岡県以西)、四国、九州、中国、台湾に分布する。葉は先がやや尾状に尖り、縁に浅い鋸歯がある。花は淡紫色。果実は長さ10~12㎜、幅6~8㎜の惰円形、赤く熟し、光沢がある。核は長さ約8㎜。
 カナメモチ Photinia glabra も常緑、葉縁に浅い鋸歯があり、果実が赤い。バラ科、花が白色の5弁花、雄しべ20個。果実が小さく、光沢がない。
[花期] 4月
[樹高] 6~30m
[生活型] 常緑高木
[生育場所] 山野、林内
[分布] 在来種 本州(宮城県、山形県以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾
[撮影] 田原市  13.4.17
蒲郡市  12.1.11
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