タラヨウ  多羅葉
[別名] モンツキシバ、ジカキシバ、ハガキノキ(葉書の木)
[中国名] 大叶冬青 da ye dong qing
[英名] tarajo holly
[学名] Ilex latifolia Thunb.
Ilex macrophylla Blume
モチノキ科  Aquifoliaceae  モチノキ属
三河の植物観察
タラヨウの枝先
タラヨウの花序
タラヨウの花
タラヨウの果実
タラヨウの幹
タラヨウ
タラヨウ葉表
タラヨウ葉裏
 和名の由来はインドで葉に経文を書いた多羅樹と同じように葉の裏を傷つけると黒く変色して字が書けることから。
 幹は灰褐色で平滑、全体に無毛。枝は黄褐色~褐色、強く、縦に隆起線があって溝があり、平滑。葉痕は明瞭に高くなり、広円盤形~半円形。托葉は広三角形、ごく小さく、先は鋭形。葉柄はほぼ円柱形、長さ1.5~2.5㎝、直径約3㎜、裏面はしわがあり、表面はわずかに凹む。葉身は裏面が帯緑色、表面は濃緑色、光沢があり、長楕円形~卵状長楕円形、長さ8~19(28)㎝、幅4.5~7.5(9)㎝、厚い革質。中脈は表面で凹み、側脈は12~17対、表面では不明瞭、裏面では明瞭。葉の基部は円形~広楔形、葉縁はまばらな鋸歯状、歯の先が黒色、葉先は鈍形~短尖鋭形。花序は集散花序、偽円錐花序又は偽総状花序、2年目の枝に腋生する。花序軸は長さ1~2㎝。蕾の鱗片は宿存性、円形、覆瓦状。花は黄緑色、4数性。雄花序は花が3~9個、2~4列に並ぶ集散花序、偽円錐花序、花序柄は長さ約2㎜、苞は卵形~披針形、長さ5~7㎜、幅3~5㎜。花柄は長さ6~8㎜。苞が1~2個つき、三角形。萼は類盃形、直径約9㎜。花弁は卵状長楕円形、長さ約3.5㎜、幅約2.5㎜、基部は楔形。雄しべは花弁の長さと同長。葯は卵状長楕円形。初期の子房は類円形、先は4裂。雌花序は花が1~3個、1~2列に並ぶ集散花序、偽円錐花序又は偽総状花序。花序柄は長さ約2㎜。花柄は長さ5~8㎜。小苞は1~2個つく。萼は小皿形、直径約3㎜。花冠は直立し、直径約5㎜。花弁は4個、卵形、長さ約3㎜、幅約2㎜。仮雄しべは花弁の長さの約1/3。仮葯は卵形、小さい。子房は卵形、直径約2㎜。柱頭は円盤形、4裂する。果実は赤色、球形、直径約7㎜、宿存性の柱頭は薄い円盤形。宿存性の萼は平らに広がり、円盤形。外果皮は厚く、平滑。小型の堅い種子は4個、長楕円状楕円形、長さ約5㎜、直径約2.5㎜、外面は不規則なひだと穴があり、縦の明瞭な尾根がある。
[花期] 5~6月
[樹高] 10~20m
[生活型] 常緑高木
[生育場所] 山地の林内
[分布] 在来種  本州(静岡県以西)、四国、九州、中国
[撮影] 豊橋市 16.4.26
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