クロガネモチ  黒鉄黐
[別名] フクラシバ
[中国名] 铁冬青 tie dong qing
[英名] kurogane holly
[学名] Ilex rotunda Thunb.
モチノキ科 Aquifollaceae  モチノキ属
三河の植物観察
クロガネモチ雄花
クロガネモチ雌花
クロガネモチの果実
クロガネモチの果実拡大
クロガネモチの葉柄
クロガネモチ葉縁
クロガネモチの幹
クロガネモチ
クロガネモチ核
クロガネモチ葉
 庭木や街路樹としてよく植えられている。
 幹は灰白色、皮目がある。枝は紫色を帯び、鈍い稜がある。葉は互生し、長さ6~10㎝の惰円形、全縁、先は短く尖り、基部は楔形、長さ1~2㎝の紫色を帯びた葉柄がある。葉は濃緑色、光沢のある革質、両面とも無毛、表面の中脈は少し凹む。雌雄別株。葉腋に新芽を出し、散形花序に2~7個の花をつけ、その年に開花する。花弁は4~6個、白色~淡紫色。萼片は4~6個。雄花の花弁は強く後方へ曲がり、退化した雌しべ1個があり、4~6個の雄しべが長く突き出る。雌花は花柱がなく、柱頭が球形の子房に接してつき、退化した短い雄しべがある。果実は直径6~7㎜の球形の核果、赤色に熟し、光沢がある。核は4~6個入り、長さ約5㎜、褐色、3稜形。
 モチノキ Ilex integra は枝や葉柄が緑色、ほとんど紫色を帯びない。花が黄緑色、花弁、雄しべ、萼片すべて4個。開花はまる1年を経た2年生枝で開花する。果実は直径10~12㎜と大きく、光沢が少ない。
 ナナミノキ Ilex chinensis は本州(静岡県以西)、四国、九州、中国、台湾に分布する。愛知県では三河地域に点在し、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている。葉は先がやや尾状に尖り、縁に浅い鋸歯がある。花は淡紫色。果実は長さ10~12㎜、幅6~8㎜の惰円形、赤く熟し、光沢がある。核は長さ約8㎜。
 カナメモチ Photinia glabra も常緑、葉縁に浅い鋸歯があり、果実が赤い。バラ科、花が白色の5弁花、雄しべ20個。果実が小さく、光沢がない。
[花期] 5~6月
[樹高] 10~20m
[生活型] 常緑高木
[生育場所] 山野、林内
[分布] 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、ベトナム
[撮影] 蒲郡市  12.1.11
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