カラムシ  茎蒸
[別名] クサマオ(草真苧)、マオ(真苧)
[中国名] 伏毛苧麻 fu mao zhu ma、贴毛苎麻
[学名] Boehmeria nipononivea Koidz.
Boehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nipononivea (Koidz.) Kitam.
イラクサ科 Urticaceae  カラムシ属
三河の植物観察
カラムシ雌花
カラムシ雌花
カラムシ雄花
カラムシ葉裏の鋸歯
カラムシ葉裏の毛
カラムシ茎
カラムシ
カラムシの葉
カラムシの果実
 日本に自生し、茎の皮から丈夫な繊維が取れ、古くから栽培されている。ただし、栽培種の逸出とも考えられている。標準和名をクサマオとし、カラムシをナンバンカラムシの別名とする見解もある。
 茎、葉柄、葉裏の脈上に斜上毛が密生する。葉は互生し、長さ約10~15㎝、縁に鋸歯があり、先が細く尖る。上部につく葉の裏には白い綿毛が密生する。雌雄同株。総状花序の枝は基部から分岐し、果時には密集して垂れ下がる。雌花序が上部の葉脇につき、雄花序が下部の葉脇につく。雌花は2個の花被片が合着して花被筒となり痩果を包む。雄花は花被片4個、雄しべ4個。
 葉の幅はナンバンカラムシに近いものもあり、葉裏の綿毛の量には変化がある。葉裏の綿毛を欠くものはアオカラムシ(var. concolor)という。葉裏の綿毛がないと葉がヤブマオに似ているがヤブマオ亜属は葉が対生する。
 帰化種のナンバンカラムシ Boehmeria nivea は大型で、茎や葉柄の毛が開出し、茎の下部につく葉裏まで、白い綿毛がある。カラムシとナンバンカラムシの交雑も多いといわれている。
 ラミー(青叶苎麻)Boehmeria nivea var. tenacissima は中国、インドなどで栽培されており、ナンバンカラムシよりさらに大型で、大きいものは高さ2.5mになる。茎や葉柄はまばらに圧毛があり、ときに斜上して濃くなることもある。ラミーはカラムシやナンバンカラムシを含めた広義にも使われることがある。
[花期] 8~9月
[草丈] 100~200㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、荒地
[分布] 在来種  本州、四国、九州、沖縄、台湾、中国
[撮影] 岡崎市  09.9.7
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