ツユクサ科 Commelinaceae
分布 | 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -ツユクサ類(Commelinids)-ツユクサ目(Commelinales) |
分布 | 熱帯から暖帯にかけて世界中に約40属約650種が分布し、日本には4属約8種が自生する。 |
特徴 | 草本、1年草、多年草、ときに基部が木質になる。茎は目立つ節と節間がある。葉は互生し、2列又は螺旋状に並び、無柄又は有柄。葉鞘は明瞭、開き又は閉じる。葉身は単葉、全縁。花序は普通、さそり形花序で円錐状又は単生、ときに頭状に短くなり、ときに無柄で花が小束になり、ときに腋生で包む葉鞘を突き抜け、まれに花が頂生又は腋生して単生。花は両性、まれに単性、左右相称又は放射相称。萼片3個、分離又は基部だけ合着し、しばしば広く又は竜骨状、ときに先がかぶと状になる。花弁は(2又は)3個、分離、ときに合着し、中間で筒状、2終端で分離し(キアノティス属)、ときに裂ける。雄しべ6個、分離、全部又は2~3個が繁殖力がある。花糸は無毛又は数珠状の長軟毛状。葯は平行又はわずかに末広がり、縦に裂開し、まれに先の孔で裂開する。仮雄しべは1~3個、仮葯は4裂して蝶形、3区分、2裂してダンベル形、又は全縁。子房は3室又は2室。胚珠は1室に1~数個、直生胚珠。果実は胞背裂開の2~3室の蒴果、まれに漿果、裂開しない。種子は数個、大きい。胚乳は豊富。へそは円形又は線形。 |
栽培 | 観賞用のムラサキツユクサや観葉植物のムラサキゴテンなどが栽培されている。 |
イボクサ属 | イボクサ | Murdannia keisak (Hassk.) Hand.-Mazz. |
ギバシス属 | ヒメトキワツユクサ(ブライダルベール) | Gibasis pellucida (M. Martens et Galeotti) D. R. Hunt |
タチカラクサ属 | オオタチカラクサ | Dichorisandra thyrsiflora J.C.Mikan |
ツユクサ属 | ツユクサ | Commelina communis L. |
マルバツユクサ | Commelina benghalensis L. | |
ムラサキツユクサ属 | オオトキワツユクサ | Tradescantia fluminensis 'Albovittata' |
オオムラサキツユクサ | Tradescantia virginiana L. | |
ノハカタカラクサ | Tradescantia fluminensis Vell. | |
ミドリハカタカラクサ | Tradescantia fluminensis Vell. 'Viridis' | |
ムラサキオオツユクサ | Tradescantia pallida (Rose) D.R.Hunt. | |
ムラサキツユクサ | Tradescantia ohiensis Raf. | |
ヤブミョウガ属 | ヤブミョウガ | Pollia japonica Thunb. |