ヤマムグラ 山葎
Flora of Mikawa
アカネ科 Rubiaceae ヤエムグラ属
中国名 |
毛冠四叶律 mao guan si ye lü |
学 名 |
Galium bungei var. setuliflorum (A.Gray) Cufod. synonym Galium pogonanthum var. setuliflorum (A.Gray) H.Hara synonym Galium setuliflorum (A.Gray) Makinosynonym Galium pogonanthum f. nudiflorum (Makino) Ohwi ケナシヤマムグラ synonym Galium trachyspermum var. setuliflorum A.Graysynonym Galium koreanum (Nakai) Nakai |
花 期 | 5~7月 |
高 さ | 10~40㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地のやや乾いた場所 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 田原市 06.6.25 |
ヤマムグラはアカネ科ヤエムグラ属の日本の山地に広く分布する多年草で、トウヨツバムグラ(Galium bungei Steud.)の変種(var. setuliflorum)として分類され、花冠の外面に白毛が生えるのが特徴。YListでは学名をGalium pogonanthum Franch. et Sav.としているが、これはPOWOではGalium bungei var. bungeiのsynonymである。
多年草、高さ10~40㎝。茎は叢生し斜上して細く、平滑、基部で多数分枝する。葉は1対が大きく、1対が小さく、4個輪生する。葉は披針形~楕円形、ヨツバムグラより狭く、長さ10~20㎜×幅1~5㎜、葉縁と下面の中脈に短毛があり、葉形がやや歪である。花はごく細い集散花序に疎に2~3個つき、花は直径1.5~3㎜。小花柄は細く、長さ5~10㎜。花冠は淡緑色~黄白色~白色、4裂(まれに5裂)し、裂片は外面に白毛が生え、先は鋭形で先端に嘴状の小突起がある。ただし、花冠に白毛のない花(ケナシヤマムグラ)も混じることがある。白毛は花冠の下側に隠れるため、蕾を見ると確認しやすい(Flora of China:花冠裂片には少なくとも蕾の段階でまばらに毛がある)。花はヨツバムグラやヒメヨツバムグラよりやや早く見られなくなる。果実は2分果。果柄は長さ5~10㎜。分果は長さ1~1.3㎜、白色の鱗状の逆刺(伏した乳頭状毛)がある。2n=22。花期は5~7月。
ヤブムグラは東京都、神奈川県、千葉県に分布する絶滅危惧種、花柄が著しく細長く、果実が平滑。
オオバノヤエムグラは葉が4~6個輪生し、花序が細長く、花がまばらにつく。
ヒメヨツバムグラは日当たりのよい土手などに生え、全体に細く、花も直径約1㎜と小さい。
ホソバノヨツバムグラは湿地に生え、花冠が3裂。
多年草、高さ10~40㎝。茎は叢生し斜上して細く、平滑、基部で多数分枝する。葉は1対が大きく、1対が小さく、4個輪生する。葉は披針形~楕円形、ヨツバムグラより狭く、長さ10~20㎜×幅1~5㎜、葉縁と下面の中脈に短毛があり、葉形がやや歪である。花はごく細い集散花序に疎に2~3個つき、花は直径1.5~3㎜。小花柄は細く、長さ5~10㎜。花冠は淡緑色~黄白色~白色、4裂(まれに5裂)し、裂片は外面に白毛が生え、先は鋭形で先端に嘴状の小突起がある。ただし、花冠に白毛のない花(ケナシヤマムグラ)も混じることがある。白毛は花冠の下側に隠れるため、蕾を見ると確認しやすい(Flora of China:花冠裂片には少なくとも蕾の段階でまばらに毛がある)。花はヨツバムグラやヒメヨツバムグラよりやや早く見られなくなる。果実は2分果。果柄は長さ5~10㎜。分果は長さ1~1.3㎜、白色の鱗状の逆刺(伏した乳頭状毛)がある。2n=22。花期は5~7月。
ヤブムグラは東京都、神奈川県、千葉県に分布する絶滅危惧種、花柄が著しく細長く、果実が平滑。
オオバノヤエムグラは葉が4~6個輪生し、花序が細長く、花がまばらにつく。
ヒメヨツバムグラは日当たりのよい土手などに生え、全体に細く、花も直径約1㎜と小さい。
ホソバノヨツバムグラは湿地に生え、花冠が3裂。