メアゼテンツキ 雌畔点突
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae テンツキ属
中国名 | 短尖飘拂草 duan jian piao fu cao |
学 名 | Fimbristylis velata R. Br. synonym Fimbristylis squarrosa Vahl var. esquarrosa Makino synonym Fimbristylis squarrosa Vahl subsp. esquarrosa (Makino) T.Koyama synonym Fimbristylis makinoana Ohwi |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 10~25㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 水田、湿地、草地 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、インドネシア、ラオス、フィリピン、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュジーランド |
撮 影 | 豊橋市 11.9.30 |
テンツキよりかなり小型で、小穂が細長い。和名はアゼテンツキに似て鱗片の芒が外に曲がらず、小穂がとげとげしくないことによる。
1年草、高さ10~25㎝。葉は幅約0.5㎜の糸状で、茎よりかなり短く、根元に集まる。茎の先に葉状の苞を3~5個出し、その間に花序をつける。花序は2回分岐し、枝の先端に小穂を1個ずつつける。小穂は長さ4~5㎜、幅1~1.5㎜の披針形。果実は長さ約0.7㎜の倒卵形。柱基は上部につぶれた卵形状で柱基全体に長毛があり、花柱にもまばらに毛がある。鱗片は長楕円形で、中肋の先端は短い芒になり、反曲しない。ただし、小穂の下部の芒は熟すと反曲することもある。花期は8~10月。
類似のアゼテンツキは小穂の鱗片の先が長い芒になってそり返り、柱基の長毛は基部のみにある。
コアゼテンツキは柱基に毛が生えない。
ヒデリコは茎が扁平な四稜形、葉が左右から内側に折りたたまれ、上部でくっついた剣形。小穂の色が褐色で濃く、小穂が球形に近い卵円形。果実は表面に突起がある。
ヒメヒラテンツキは茎や花序枝が扁平。小穂が披針形で稜角がある。
クロテンツキは小穂が暗褐色、花柱が短く、柱基が無毛。
1年草、高さ10~25㎝。葉は幅約0.5㎜の糸状で、茎よりかなり短く、根元に集まる。茎の先に葉状の苞を3~5個出し、その間に花序をつける。花序は2回分岐し、枝の先端に小穂を1個ずつつける。小穂は長さ4~5㎜、幅1~1.5㎜の披針形。果実は長さ約0.7㎜の倒卵形。柱基は上部につぶれた卵形状で柱基全体に長毛があり、花柱にもまばらに毛がある。鱗片は長楕円形で、中肋の先端は短い芒になり、反曲しない。ただし、小穂の下部の芒は熟すと反曲することもある。花期は8~10月。
類似のアゼテンツキは小穂の鱗片の先が長い芒になってそり返り、柱基の長毛は基部のみにある。
コアゼテンツキは柱基に毛が生えない。
ヒデリコは茎が扁平な四稜形、葉が左右から内側に折りたたまれ、上部でくっついた剣形。小穂の色が褐色で濃く、小穂が球形に近い卵円形。果実は表面に突起がある。
ヒメヒラテンツキは茎や花序枝が扁平。小穂が披針形で稜角がある。
クロテンツキは小穂が暗褐色、花柱が短く、柱基が無毛。