ヒデリコ 日照子

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Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae テンツキ属

中国名 水虱草 shui shi cao
英 名 grass-like fimbristylis, lesser fimbristylis
学 名 Fimbristylis littoralis Gaudich.

 synonym Fimbristylis miliacea auct. non (L.) Vahl, nom. rejic.

ヒデリコの花序
ヒデリコの小穂
ヒデリコの熟した小穂
ヒデリコの果実拡大
ヒデリコの葉
ヒデリコ
ヒデリコ鱗片と果実
ヒデリコ果実
果 期 7~10月
高 さ 10~60㎝
生活型 1年草
生育場所 日当たりのよい畔、湿地
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、世界の熱帯~暖帯
撮 影 御津町 06.9.16
和名の由来は夏の日照りの中でも繁茂することから。水田で普通に見られる雑草。
 1年草、高さ10~60㎝。茎は無毛、扁平な四稜形。葉は左右から内側に折りたたまれ、上部でくっつく剣形と呼ばれるアヤメ科の植物の葉と同じ形である。複散形の花序に多数の小穂をつける。小穂は長さ2.5~4㎜の卵円形、褐色。苞は小さく目立たない。鱗片は長さ1~1.3㎜、紫褐色。果実は白色~淡黄色、長さ約0.6㎜の倒卵形で、表面にはこぶ状の突起があり、鈍い3稜がある。柱頭は3岐。柱基はやや膨らむが果実に残らない。2n=10。果期は7~10月。
 タイワンヒデリコ(var. koidzumiana)は日本(徳之島、沖縄島、石垣島、西表島)、台湾、ベトナム、カロリン諸島に分布。中国名は小泉氏飘拂草 xiao quan shi piao fu cao。稈は先がザラつく。鱗片は暗褐色、長さ3.5~6mm。
 クロテンツキは小穂がやや大きく、鈍頭の卵形、暗褐色。