イヌノヒゲ 犬の髭
Flora of Mikawa
ホシクサ科 Eriocaulaceae ホシクサ属
中国名 | 四国谷精草 si guo gu jing cao |
学 名 | Eriocaulon miquelianum Koernicke. |
花 期 | 8~9月 |
高 さ | 18~23㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 湿地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 豊田市 07.9.29 |
イヌノヒゲはホシクサ科ホシクサ属の1年草。
葉は披針形、長さ6~14㎝、中央の幅1~1.5㎜、脈は4~7本。 花茎は約8本、長さ18~23㎝、4または5隆条がある。鞘は長さ5~7.5㎝。花托は直軟毛がある。頭花は、雄花と雌花が混生し、淡わら色、こま形、直径6~10㎜。総苞片はわら色、披針形~線状披針形、長さ3.5~7.3㎜、無毛または短い縁毛があり、脈は1~3本。花苞は狭倒卵形、無毛または縁絨毛があるか、または外面の先に密に短毛がある。雄花は萼片が3個、仏炎苞のようで、外面に短毛があり、先が3裂する。花弁は3個、狭卵形、前側の花弁は他よりも大きく、無毛または先に縁毛があり、腺は黒色。雄しべは6本、葯は黒色。 雌花は萼片が仏炎苞状、外面に絨毛があり、縁に白色のこん棒形の毛がある。花弁は3個、離生、こん棒形、肉質、内面に絨毛があり、先に密に縁毛があるかまたは無毛、腺は黒色。子房は3室。花柱は3分岐。種子は種皮が六角形の網目状になり、セルごとに1個(または2個)のT字形の刺がある。花期および果期は8~12月。2n=24。
シロイヌノヒゲ Eriocaulon sikokianum は花に白色の毛が多く、花茎が長さ15㎝以上あり、総苞片が短く、頭花と同長かやや長い程度である。イヌノヒゲとの判別が困難なものがある。最近ではイヌノヒゲに含める見解が普通である。
ニッポンイヌノヒゲ Eriocaulon taquetii は花に白毛が少なく、花茎はイヌノヒゲより太く、葉の長さより長くならず、ねじれがほとんどない。葉の幅も広い。
イトイヌノヒゲ Eriocaulon miquelianumは総苞片の質が薄く、先が鈍頭で、花茎も細い。
三河固有種のミカワイヌノヒゲ Eriocaulon mikawanum は頭花が小さく、茎がやや細く、倒れることが多い。
葉は披針形、長さ6~14㎝、中央の幅1~1.5㎜、脈は4~7本。 花茎は約8本、長さ18~23㎝、4または5隆条がある。鞘は長さ5~7.5㎝。花托は直軟毛がある。頭花は、雄花と雌花が混生し、淡わら色、こま形、直径6~10㎜。総苞片はわら色、披針形~線状披針形、長さ3.5~7.3㎜、無毛または短い縁毛があり、脈は1~3本。花苞は狭倒卵形、無毛または縁絨毛があるか、または外面の先に密に短毛がある。雄花は萼片が3個、仏炎苞のようで、外面に短毛があり、先が3裂する。花弁は3個、狭卵形、前側の花弁は他よりも大きく、無毛または先に縁毛があり、腺は黒色。雄しべは6本、葯は黒色。 雌花は萼片が仏炎苞状、外面に絨毛があり、縁に白色のこん棒形の毛がある。花弁は3個、離生、こん棒形、肉質、内面に絨毛があり、先に密に縁毛があるかまたは無毛、腺は黒色。子房は3室。花柱は3分岐。種子は種皮が六角形の網目状になり、セルごとに1個(または2個)のT字形の刺がある。花期および果期は8~12月。2n=24。
シロイヌノヒゲ Eriocaulon sikokianum は花に白色の毛が多く、花茎が長さ15㎝以上あり、総苞片が短く、頭花と同長かやや長い程度である。イヌノヒゲとの判別が困難なものがある。最近ではイヌノヒゲに含める見解が普通である。
ニッポンイヌノヒゲ Eriocaulon taquetii は花に白毛が少なく、花茎はイヌノヒゲより太く、葉の長さより長くならず、ねじれがほとんどない。葉の幅も広い。
イトイヌノヒゲ Eriocaulon miquelianumは総苞片の質が薄く、先が鈍頭で、花茎も細い。
三河固有種のミカワイヌノヒゲ Eriocaulon mikawanum は頭花が小さく、茎がやや細く、倒れることが多い。