ホコガタアカザ 鉾形藜

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Flora of Mikawa

ヒユ科 Amaranthaceae ハマアカザ属

別 名 アレチハマアカザ
中国名 戟叶滨藜 ji ye bin li
英 名 triangle orache
学 名 Atriplex prostrata Boucher ex DC.
Atriplex triangularis Willd.
Atriplex hastata auct. non L., nom. utiq. rejic.
ホコガタアカザ花
ホコガタアカザ果実
ホコガタアカザ果実2
ホコガタアカザの三角状鉾形の葉
ホコガタアカザの三角形の葉裏
ホコガタアカザの茎
ホコガタアカザ
ホコガタアカザ果実の入った苞
ホコガタアカザ果実
ホコガタアカザの種子
花 期 8~11月
高 さ 20~80㎝
生活型 1年草
生育場所 海岸の砂浜
分 布 帰化種 ヨーロッパ原産
撮 影 御津町大草海岸  06.8.9.2
1945年に東京で最初に見つけられ、今では各地の海岸に群生している。学名はAtriplex hastataとされていたことがあるが、最近はAtriplex prostrataに変更されている。新分類(APG)ではアカザ科はヒユ科に含まれるようになった。
 茎は縦縞があり、基部で分枝し、立ち上がり、直立する。葉は下部では対生し、上部では互生し、長さ1~9㎝の三角形~三角状の鉾形、先が尖り、有柄。若葉は白い粉状粒に覆われる。花は雄花と雌花が混じって穂状につく。雌花には花被片がなく、2個の苞が肥大して長さ(1.5)3~4(7)㎜になり、2枚貝のように果実(胞果)を包む。果皮は膜状で薄い。種子は円盤形、2型あり、直径1~1.5㎜の黒色のものと、直径(1)2~2.5(3)㎜の褐色のものが混じる。2n=18
 類似のハマアカザホソバハマアカザと同じような場所に生え、葉の色もほとんど同じ白緑色である。ホコガタアカザは帰化種であるが3種の中で最も普通に見られるようになってしまった。花期は秋であり、ホコガタアカザに最初に花がつき、次にハマアカザやホソバハマアカザが開花する。シロザコアカザは同じ時期には緑色が鮮やかである。