シロザ 白藜

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Flora of Mikawa

ヒユ科 Amaranthaceae アカザ属

中国名

藜 li

英 名 lambsquarters , common lambsquarters , white goosefoot
学 名 Chenopodium album L.
シロザの花
シロザの萼
シロザの白花
シロザ果実
シロザの葉裏の粒状物
シロザ
シロザ果実
シロザ果実と種子
シロザ葉
花 期 9~10月
高 さ 60~150㎝
生活型 1年草
生育場所 畑地、荒地、河原、海岸
分 布 帰化種(史前帰化植物)ユーラシア原産
撮 影 吉良町    01.8.18
新分類(APG)ではアカザ科はヒユ科に含まれるようになった。
 畑地や道端などのほか、海岸の砂地にも見られる。若葉は透明な粉状物が密集し、白く見え、食べられる。花が咲く頃になると茎は硬く木のようになる。
 葉は長さ3~6㎝、幅2.5~5㎝の卵形~三角状卵形、不揃いな鋸歯がある。葉形や鋸歯の形状は変化が多い。コアカザに似た葉のものもある。葉の質は畑地のものに比べ、海岸のものの方が厚い。花は穂状につき、粉状物が目立つ。雄しべ5個。花柱2個。花被片は、黄緑色、花被片の背が膨れ、上から見ると5角形に見える。花被片の先は浅く5裂し、縁が白い。花被片は花後に大きくなり、果実(胞果)を包み、背面が膨らみ稜になる。果皮は薄く取れにくい。(水に浸すと取れやすくなる。)種子は直径1~1.5㎜の扁平な円形、黒色。
 世界中に多くの亜種や変種があり、分類されているが、同義語とされたものも多い。
 アカザはシロザの変種で、粉状物が赤くなるもの。
 コアカザは花が春~夏で、葉の幅が狭く、下部の葉は基部が浅く3裂する。