イグサ  藺草
[別名] イ、トウシンソウ
[英名] lamp rush
[学名] Juncus decipiens (Buchenau) Nakai
Juncus effusus L. var. decipiens Buchen.
Juncus effusus auct. non L.
イグサ科 Juncaceae  イグサ属
三河の植物観察
イグサの花序
イグサの花序2
イグサの果実
イグサの茎
イグサ茎の断面
イグサ茎の基部の葉鞘
イグサ
イグサの基部
イグサ茎の断面
イグサ種子
 別名のトウシンソウの由来は茎の髓をロウソクや灯明の芯に用いたことから。畳表に使われるのはこの栽培品種である。Juncus effusus(soft rush, commo rush) は世界の温帯に広く分布し、多くの変種や亜種に分類され、今後も分類学的な調査が必要なものの1つであるとされている。日本のイグサはやや柄が長く、果実も異なり、別種又は変種var. decipiensと分類されている。
 根茎は匍匐し、節間は短い。葉は退化してほとんどなく、茎の基部で葉身のない葉鞘となり、葉鞘の先に薄膜質の部分がない。茎は円柱形で、表面に縦肋が多数(写真のものは約32本)ある。縦肋が低く不明瞭な肋もある。茎の内部は白いスポンジ状の髄が均一に詰まっている。茎の先に花序をつけ、その先に茎と同じような苞をつけ、花序が茎の途中につくように見える。花序枝は多数つき、花序枝の一部が下向きに曲がる。花被片は披針形、鋭頭。果実(蒴果)は3稜状卵形~惰円形、鈍頭~微凸頭、花被片とほぼ同じ長さかやや長く、花被片からあまり突き出ないものも見られる。雄しべ3個。種子は長さ約0.5(0.45~0.56)㎜。2n=40
 類似のホソイは茎に光沢がなく、縦肋が明瞭で少なく、基部の葉鞘の先の縁が薄膜質になる。花序枝は全て上向きで、垂れ下がらない。果実は稜がなく丸く、花被片より長い。
 帰化種のコゴメイは茎の髄が未発達で梯子状になる。
[花期] 6~9月
[草丈] 70~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野の湿地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州
[撮影] 新城市 05.6.4
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