ニセモジゴケ 偽文字木毛
Flora of Mikawa
モジゴケ Graphidaceae モジゴケ属
学 名 | Graphis handelii Zahlbr. |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 痂状 |
生育場所 | 暖地の樹皮 |
分 布 | 在来種 本州(西南部)、四国、九州、沖縄、中国 |
撮 影 | 田原市 144.2 |
地衣体は樹皮に着生する。子器は地衣体に埋没し、長さ1~3.5㎜、幅0.1~0.25㎜、長く線形、稀に分岐する。(盛んに分岐するとも解説されている。)子器盤は黒色。果殻は下部まで炭化し、子器断面はD型。胞子は無色、長さ21~30µm、6~8室。スポットテスト 髄層:K+赤色
, P+黄色。ノルスチクチン酸。
熱帯産のGraphis guimarana、Graphis latibasa、 Graphis tenellula などとよく似ているため再検討が必要ともいわれている。
モジゴケGraphis scriptaは子器が地衣体からやや持ち上がり、半埋没し、屈曲し、長さ1~3㎜、幅0.2~0.3(0.4)㎜、分岐は少ない。髄層:K- , P-。
ホソモジゴケ Graphis tenella は子器が初期には埋没し、長さ1~3 (4)㎜、幅0.05~0.15㎜(長さ3~10㎜、幅0.1~0.2㎜)、よく分岐する。子器断面は果殻が下部まで炭化し、底部は開く(D型)、子嚢層は厚さ 50~100 µm。胞子は長さ20~35µm、幅5~7µm。K-。P-モジゴケに似て子器の幅が狭いともいわれる。子器が埋没していると外観では判別が難しいが、典型的なものは子器がよく分岐して長い。スポットテストでモジゴケ、ホソモジゴケとは区別できる。
<子器が地衣体に埋没する>
コモジゴケ Graphis intricataは子器が埋没し短く、果托でほとんど覆われるものもあり、幅が変化する。果殻の底部が閉じている。K+赤色 , P+黄色。ノルスチクチン酸を含む。
ユガミモジゴケ Graphis anfractuosa は子器が埋没し、太く、長いものは曲がりくねり、先端がやや尖る。K- , P-。ユガミモジゴケとされていたものがツツジモジゴケの誤認であったことがあり、ツツジモジゴケの似るものがある。ツツジモジゴケは子器が高く突出する。
熱帯産のGraphis guimarana、Graphis latibasa、 Graphis tenellula などとよく似ているため再検討が必要ともいわれている。
モジゴケGraphis scriptaは子器が地衣体からやや持ち上がり、半埋没し、屈曲し、長さ1~3㎜、幅0.2~0.3(0.4)㎜、分岐は少ない。髄層:K- , P-。
ホソモジゴケ Graphis tenella は子器が初期には埋没し、長さ1~3 (4)㎜、幅0.05~0.15㎜(長さ3~10㎜、幅0.1~0.2㎜)、よく分岐する。子器断面は果殻が下部まで炭化し、底部は開く(D型)、子嚢層は厚さ 50~100 µm。胞子は長さ20~35µm、幅5~7µm。K-。P-モジゴケに似て子器の幅が狭いともいわれる。子器が埋没していると外観では判別が難しいが、典型的なものは子器がよく分岐して長い。スポットテストでモジゴケ、ホソモジゴケとは区別できる。
<子器が地衣体に埋没する>
コモジゴケ Graphis intricataは子器が埋没し短く、果托でほとんど覆われるものもあり、幅が変化する。果殻の底部が閉じている。K+赤色 , P+黄色。ノルスチクチン酸を含む。
ユガミモジゴケ Graphis anfractuosa は子器が埋没し、太く、長いものは曲がりくねり、先端がやや尖る。K- , P-。ユガミモジゴケとされていたものがツツジモジゴケの誤認であったことがあり、ツツジモジゴケの似るものがある。ツツジモジゴケは子器が高く突出する。