コモジゴケ 小文字木毛
Flora of Mikawa
モジゴケ Graphidaceae モジゴケ属
英 名 | script lichen |
学 名 | Graphis intricata Fee |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 痂状 |
生育場所 | 平地~山地の樹皮 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、熱帯に多い |
撮 影 | 蒲郡市 14.3.27 |
痂状(かじょう)の固着地衣。樹皮に着生する。地衣体は平滑、 薄く、灰白色~淡黄褐色。リレラは黒色、目立ち、多数、薄く、散在又は密集し、直線、屈曲、曲がりくねり、しばしば枝分かれし、やや埋没し、縁は薄く、
長さ1~4 (6) ㎜、幅 0.05~0.10 ㎜、子器上部は幅が広くなったり、狭くなったりし、狭い。果殻は完全に炭化し、下部が閉じている。子嚢層は厚さ100~120µm。子嚢は胞子8個を入れる。胞子は6~8室、長さ25~30µm、幅5~8µm。スポットテスト K+黄色
, P+黄色 , I+青色。二次代謝物質はノルスチクチン酸を含む。
モジゴケはリレラが楕円形~線形、屈曲叉は分枝し、長さ1~3㎜、幅0.2~0.4㎜。子器盤は暗灰色~褐色、白色の粉霜がある。縁はよく発達し、子嚢果の側部を覆う。果殻はあまり発達せず、基部で炭化しない。子嚢層は高さ90~100 µm。側糸は太さ1.5~2 µm。子嚢は棍棒形、長さ80~90µm、幅15~20µm、胞子が8個入る。胞子は無色透明、一重壁、長さ25~45µm、幅7~9µm、7~10室、I+青紫色、各室はレンズ状。粉子は長さ2~5µm、幅約1µm、桿形。スポットテスト 皮層及び髄層: K-, C-, KC-, P-。2次代謝物質は検出せず。
モジゴケ属は日本では約20種が知られており、樹皮上に着生するのが普通で、カバイロイワモミジなどが岩上に着生する。
モジゴケはリレラが楕円形~線形、屈曲叉は分枝し、長さ1~3㎜、幅0.2~0.4㎜。子器盤は暗灰色~褐色、白色の粉霜がある。縁はよく発達し、子嚢果の側部を覆う。果殻はあまり発達せず、基部で炭化しない。子嚢層は高さ90~100 µm。側糸は太さ1.5~2 µm。子嚢は棍棒形、長さ80~90µm、幅15~20µm、胞子が8個入る。胞子は無色透明、一重壁、長さ25~45µm、幅7~9µm、7~10室、I+青紫色、各室はレンズ状。粉子は長さ2~5µm、幅約1µm、桿形。スポットテスト 皮層及び髄層: K-, C-, KC-, P-。2次代謝物質は検出せず。
モジゴケ属は日本では約20種が知られており、樹皮上に着生するのが普通で、カバイロイワモミジなどが岩上に着生する。