サクラジマホウオウゴケ 桜島鳳凰蘚
Flora of Mikawa
ホウオウゴケ科 Fissidentaceae ホウオウゴケ属
中国名 | 黄叶凤尾藓 huang-ye feng-wei xian |
英 名] | zipper moss |
学 名 | Fissidens crispulus Brid. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 3~8㎜(長さ) |
生育場所 | 低地の半日陰地上、岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、アメリカを除く世界の熱帯に広く分布 |
撮 影 | 新城市 14.1.29 |
植物体は小形、長さ2.7~7.7㎜(China Moss: 長さ2.5~12㎜、葉を含めた幅2~2.5㎜)。 茎は直立し、分枝はほとんどなく、葉が2列に扁平に5~19(China
Moss:10~24 )対並ぶ。中心束はない。葉腋瘤は明瞭。中部~上部の葉は長さ2㎜以下(China Moss: 1.5~1.8㎜、幅0.3~0.4㎜)の披針形、鋭頭。中肋は上部で蛇行することが多く、葉先に達するか2~3細胞下で終わる。腹翼は葉の長さの1/2~3/5。上部及び背翼の細胞は長さ6~8(China
Moss:7~11)µmの丸みのある六角形、細胞の中央に明瞭なマミラがある。下部の細胞は大きく、厚壁。雌雄異株。蒴はめったにつかない。蒴柄は長さ1.6~3.8(China
Moss:3.4~4.3)㎜、平滑、頂生する。蒴は長さ0.5~0.6㎜、短円筒形、直立~やや傾き、相称。蓋の嘴は長さ0.5~0.6㎜。蒴歯は1列、長さ0.2~0.3㎜。胞子は見られない(China
Moss)。n=6
植物体が長さ5㎜前後のホウオウゴケ類も多い。
コホウオウゴケやキャラボクゴケは植物体がやや大きいが同じくらいの小さいものも見られる。ニセサクラジマホウオウゴケは葉身細胞の角に小さなパピラが1個ある。ホンコンホウオウゴケは乾いても巻縮せず、葉先の縁に細かい歯がある。チャボホウオウゴケやエゾホウオウゴケは舷が葉の全周にある。イボエホウオウゴケは背翼に舷はなく、腹翼の縁に舷がある。
植物体が長さ5㎜前後のホウオウゴケ類も多い。
コホウオウゴケやキャラボクゴケは植物体がやや大きいが同じくらいの小さいものも見られる。ニセサクラジマホウオウゴケは葉身細胞の角に小さなパピラが1個ある。ホンコンホウオウゴケは乾いても巻縮せず、葉先の縁に細かい歯がある。チャボホウオウゴケやエゾホウオウゴケは舷が葉の全周にある。イボエホウオウゴケは背翼に舷はなく、腹翼の縁に舷がある。