コホウオウゴケ 小鳳凰蘚
Flora of Mikawa
ホウオウゴケ科 Fissidentaceae ホウオウゴケ属
中国名 | 南京凤尾藓 nan-jing feng-wei xian |
学 名 | Fissidens teysmannianus Dozy et Molk. Fissidens adelphinus Besch. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 5~10mm(長さ) |
生育場所 | 山地の土上、岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、インドネシア、マレーシア |
撮 影 | 西尾市 10.9.17 |
植物体は中形。茎は稀にしか分枝せず、葉を含めて5~10(30)㎜、幅約3㎜。茎に9~17(ときに50以上)対の葉を扁平につける。葉は長さ1.5~2.25㎜、幅0.35~0.50㎜の披針形、鋭頭。葉縁に細長い細胞からなる舷はなく、葉縁の3~4列の細胞は薄く、葉頂部の縁に細かい鋸歯があり、下部は不明瞭な微歯。中肋は葉先の近くに達するが、突出しない。腹翼は葉身の長さの約1/2長。背翼の葉身細胞は長さ6~13μmの六角形~方形、細胞の表面が盛り上がり、厚壁。腹翼の細胞の角にはパピラが1個ずつつき、3~4個のパピラがある。雌雄異株。雄株は雌株より小さく、長さ約10㎜程度、葉を含めた幅約3㎜。造成器は雄株の葉腋につき、長さ約0.4㎜。造卵器は雌株につく。蒴柄は側生、茎の中間から出る。蒴は長さ0.6~1㎜、傾いてつき、非相称。 蒴歯は1列。n=12。
キャラボクゴケは腹翼が長く、中肋が葉先から短く突出し、葉身細胞が丸みのある方形。葉縁の細かい。蒴柄は茎の基部から出る。
低地で見られるサクラジマホウオウゴケはやや小形で、茎に葉腋瘤がつく。葉身細胞に明瞭なマミラがあり、蒴柄は頂生。
キャラボクゴケは腹翼が長く、中肋が葉先から短く突出し、葉身細胞が丸みのある方形。葉縁の細かい。蒴柄は茎の基部から出る。
低地で見られるサクラジマホウオウゴケはやや小形で、茎に葉腋瘤がつく。葉身細胞に明瞭なマミラがあり、蒴柄は頂生。