きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
TOP きのこ一覧 きのこ用語 日本語-英語 英語-日本語
 カワリハツ(ウグイスタケ)  変初(鴬茸)
中 国 名 花盖菇 hua gai gu , 蓝黄红菇 lan huang hong gu
英  名 charcoal burner
学  名 Russula cyanoxantha(Schaeff.)Fr. form. peltereaui Sing
Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ベニタケ目 (Russulales)
科  属 ベニタケ科  Russulaceae  ベニタケ属
 カワリハツは色の変化が多く、緑色に近くなることもある。品種form. peltereaui として分けることもあるが、分けないのが普通である。
 カワリハツ傘はRussula cyanoxanthaは直径3~10㎝、中央が窪み饅頭形~杯形~漏斗形、表面に粘性があり、平滑、傘の色が紫色~淡紅色~青色~緑色~橙黄色のまだら状になり、変化し、緑色、赤紫色、青紫色に近いこともある。柄は長さ4~5㎝、幅1~2㎝、円柱形~下部がやや狭く~中部が太く、髄状、白色、平滑。ひだはやや密につき、離生、白色。肉は白色、無臭、無臭、硬くてもろい。胞子紋は白色。胞子は無色、長さ7~9.5µm、幅5.5~7.5µmの類球形、小突起とわずかに細い連絡糸があり、アミロイド(ベニタケ科の特徴)。シスチジアは縁、側が同形、同大、長さ30~47µm、幅5~12µm、紡錘形~棍棒形~円柱形。菌糸はクランプを欠く。
 色が変化し、色の違いで品種や変種に分ける見解もある。
 form peltereaui 緑色、ウグイスタケ
 var. flavovirides 黄色
 var. variata 青紫色 アオムラサキハツ
 クサイロハツ Lactarius subzonarius は傘の色が色~灰緑色。肉は無味、ひだ付近がやや辛い。胞子紋がクリーム色。シスチジは側が縁よりやや大きく、棍棒形。可食。
 アイタケ Russula virescens は傘が灰緑色~灰青緑色~黄緑色(萌黄色)、成熟すると表面が亀甲状に裂ける。柄は下部が太くなる。ひだはときに叉状分岐する。肉は無味、無臭。胞子紋は白色。可食。
カワリハツ(ウグイスタケ)
カワリハツ(ウグイスタケ)傘
カワリハツ(ウグイスタケ)ひだ
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型~中型、直径4~10㎝
栄養摂取 菌根菌
発生場所 広葉樹のブナ科、カバノキ科などの樹林
分  布 日本、北半球全体、オーストラリアに広く分布
食  毒 可食
撮  影 静岡県 14.8.25
TOP Back