サルトリイバラ科 Smilacaceae

分類 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -ユリ目(Liliales)
エングラー分類ではユリ科、クロンキスト分類ではサルトリイバラ科とされた。APG分類でもサルトリイバラ科が継承され、フィレシア科Philesiaceae、Luzuriagaceae、Rhipogonaceae が分離された。その後AGPⅢでLuzuriagaceaeは Alstroemeriaceaeに統合された。Smilax と Heterosmilaxの2属であるが、最近では Smilax だけの1属200種とする見解もある。 
分布 世界の熱帯~亜熱帯~温帯に2属約260種が分布する。
特徴 対の巻きひげを出す藤本、まれに直立する草本。ときに管状の根茎をもつ。茎に刺がある。葉は単葉、互生、全縁、3脈が目立つ。花は単性花、雌雄異株、花被片6個。雄しべ6個。子房上位、合成心皮、1~3室、室に1~2胚珠、中軸胎座。柱頭3個。雌花に0~6個の仮雄しべがある。果実は漿果、非裂開性、種子は1~3個入る。種子は仮種皮があり、長さ10㎜以下。
用途 シオデ、タチシオデは山菜として食される。
シオデ属 サルトリイバラ Smilax china L.
シオデ Smilax riparia A.DC. var. riparia
タチシオデ Smilax nipponica Miq.
ホソバタチシオデ Smilax nipponica Miq.(form. tenuifolia Hisauti)