アサ科 Cannabaceae

分類  被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-バラ類(Rosid)-窒素固定クレード(nitrogen‑fixing clade)-バラ目(Rosales)
クワ科の中のアサ属とカラハナソウ属が分離されアサ科が分離された。新分類(APG)ではニレ科の中のエノキ亜科のエノキなどが含められた。

【アサ科の属】
アサ属(Cannabis)、 カラハナソウ属(Humulus)、ウラジロエノキ属(Trema)、エノキ属(Celtis)、 ギロンニエラ属(Gironniera)、パラスポニア属(Parasponia)、プテロケルティス属(Pteroceltis)、 ムクノキ属(Aphananthe)、ロザネラ属(Lozanella)
分布  東アジアに約9属約70種が分布する。日本にはアサ属、カラハナソウ属、ムクノキ属、エノキ属、ウラジロエノキ属が自生する。
特徴 木本又は1年草、多年草。茎は直立又は絡みつく。葉は対生又は互生、単葉又はしばしば掌状に分裂し又は掌状複葉、しばしば鍾乳体があり、乳管があるものもある。托葉は分離。雌雄同株又は雌雄異株。集散花序、円錐花序。花は放射相称。花被片4~5個。雄しべは数性が一定しない。花柱が2裂、線形。子房は1個、普通上位、1室。果実は痩果、核果。
栽培 エノキやムクノキは昔からよく植えられている。セイヨウカラハナソウはビールのホップとして栽培される。
エノキ属 エノキ Celtis sinensis Pers.
カラハナソウ属  カナムグラ Humulus scandens (Lour.) Merr..
カラハナソウ Humulus cordifolius Miq.
ムクノキ属 ムクノキ Aphananthe aspera (Thunb.) Planch.