ヤマトウバナ 山塔花

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Flora of Mikawa

シソ科 Lamiaceae トウバナ属

学 名 Clinopodium multicaule (Maxim.) O. Kuntze.
ヤマトウバナの花序
ヤマトウバナの花
ヤマトウバナの萼2
ヤマトウバナの萼
ヤマトウバナ
ヤマトウバナの葉
花 期 6~10月
高 さ 10~25㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の木陰
分 布 在来種 本州(中部地方以西)、四国、九州
撮 影 面ノ木原生林  03.7.5
茎は単生又は束生する。葉は対生し、長さ2~5㎝の卵形~長卵形、先はやや尖り、縁に粗い鋸歯がある。葉柄の長さは6~15㎜。葉の裏面の腺点はまばら。茎頂部に1~2㎝の短い花序1個だけをつける。花は白い唇花で、花冠は長さ7~9㎜。花柄は長さ2~3㎜。萼は長さ5~6㎜、脈上に短毛があり、長毛はあってもわずかで、腺点がほとんどなく、萼歯の内側に毛がある。
 イヌトウバナは花序が長く、花序が枝先にもつき、萼に長い白色軟毛があり、腺点が多い。
 トウバナは全体に小さく日当たりのよい畦などに生え、花冠が淡紅紫色であり、葉裏に腺点がなく、萼の毛が短い。