ウラジロガシ 裏白樫

mark

Flora of Mikawa

ブナ科 Fagaceae  コナラ属

学 名 Quercus salicina Blume
 synonym Cyclobalanopsis salicina (Blume) Oerst.
ウラジロガシ花序
ウラジロガシ雄花
ウラジロガシの未熟な果実
ウラジロガシのドングリ
ウラジロガシの幹
ウラジロガシ
ウラジロガシ花序
ウラジロガシ葉表
ウラジロガシの葉裏
ウラジロガシの幅の広い葉の裏
花 期 4~5月
高 さ 10~20m
生活型 常緑高木
生育場所 山地
分 布 在来種  本州、四国、九州、沖縄、朝鮮
撮 影 幸田町 12.2.24
幹は灰黒色で、円形の皮目がある。葉は互生し、薄い革質、長さ9~15㎝、幅2.5~4㎝の長楕円状披針形、葉先は尖り、基部は広い楔形。葉の先から2/3以上に鋭い鋸歯がある。葉の表は光沢があり、裏は粉白色。葉柄は長さ1~2㎝。雌雄同株。雌花序は新芽の葉脇につき、短く立ち上がる。雄花序は長さ5~7㎝、垂れ下がる。果実は長さ1.5~2㎝の広卵形の堅果で、2年目の秋に熟す。殻斗は円錐形で浅い。
 アリサンアラカシ Quercus stenophylloides はウラジロガシによく似ており、台湾の砂岩の尾根に自生する。中国名は台湾窄叶青冈(tai wan zhai ye qing gang)。
 シラカシは、葉の鋸歯が浅く、裏面が灰緑色。堅果がやや長く卵形。
 イチイガシは葉の鋸歯が葉の先1/2程度で、裏に黄褐色の星状毛が密生する。
 アラカシは葉の鋸歯が粗く、葉の先から1/2程度までしかない。堅果も丸く、卵球形。