アラカシ 粗樫

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Flora of Mikawa

ブナ科  Fagaceae  コナラ属

中国名 青冈 qing gang
英 名 ring-cup oak, glaucous-leaf oak, Japanese blue oak
学 名 Quercus glauca Thunb.
 synonym Cyclobalanopsis glauca (Thunb.) Oersted
アラカシ未熟な果実
アラカシ果実
アラカシのドングリ
アラカシ若葉
アラカシ幹
アラカシ
アラカシ葉
アラカシ葉裏
花 期 4~5月
果 期 10~11月
高 さ 10~20m
生活型 常緑高木
生育場所 山野
分 布 本州(宮城県、石川県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、ラオス、ミャンマー、ベトナム、アフガニスタン
撮 影 豊田市  07.11.23
シラカシとならび常緑広葉樹のカシの代表であり、カシと呼ばれるとこのアラカシを指すことが多い。幹は太くなると60㎝ほどになる。樹皮は暗灰色。葉は互生し、長さ7~12㎝、質は硬い革質で、葉の先半分にはっきりした鋸歯があり、表面には光沢がある。葉裏は絹毛が密生し、灰白色。葉柄は長さ1.5~2.5㎝。雌雄同株。雄花序は長さ5~10㎝で垂れ下がる。雌花序は上部の枝先に直立してつく。堅果は長さ1.5~2㎝、卵球形。殻斗には約6本の横縞がある。
 アカガシ Quercus acuta は葉が全縁、堅果がやや長く、殻斗の横縞が葯10本。
 シラカシ Quercus myrsinifolia は葉の幅が狭く、浅い鋸歯が葉身の2/3以上につき、葉裏は無毛で灰緑色。