アカガシ 赤樫

mark

Flora of Mikawa

ブナ科  Fagaceae  コナラ属

別 名 オオガシ
英 名 Japanese evergreen oak
学 名 Quercus acuta Thunb.
 synonym Cyclobalanopsis acuta (Thunb.) Oerst
アカガシ芽
アカガシ枝先
アカガシ果実
アカガシのドングリ
アカガシ幹
アカガシ
アカガシ葉表
アカガシ葉裏
花 期 5~6月
果 期 翌年10~11月
高 さ 10~20m
生活型 常緑高木
生育場所 山地
分 布 本州(宮城県、新潟県以南)、四国、九州、沖縄、朝鮮、済州島
撮 影 蒲郡市  07.11.25
材は緻密で硬く、淡紅褐色であることからアカガシと名づけられている。幹は大きいもので直径80㎝のもなり、樹皮は灰黒色、老木では割れ目が入る。葉は互生し、長さ7~15㎝の惰円形、やや硬い革質、普通、全縁、まれに葉先だけにごく浅い波状の鋸歯がある。はじめは葉の両面に褐色の軟毛が密生するが、後に無毛となる。葉表はやや光沢があり、中脈は凹入でなく、最も低く、葉裏は淡緑色、ほぼ平行な側脈が目だつ。葉柄が2~4㎝と長い。雌雄同株。雄花序は長さ6~12㎝で垂れ下がり、白毛が密生する。雄花は花披が膜質、5~6裂し、雄しべは5~6個つく。雌花序は上部の枝先に直立し、花が5~6個つき、褐色の毛が密生する。花柱は3個、さじ形。堅果は長さ1~2㎝の長卵円形。殻斗には約10本前後の横縞があり、褐色の軟毛がある。
 ツクバネガシは葉先に鋭い鋸歯があることが多く、葉表の中脈が凹入し、葉裏に突出する。葉柄が長さ4~12㎜と短い。果実がやや大きいことが多い。
 ツクバネガシとアカガシの雑種はオオツクバネガシという。両者の中間的な様々な形態を見せる。
 アラカシは葉の先半分に鋸歯がつき、裏面に絹毛が密生し、灰白色。
 アカガシとアラカシの雑種はヒメアカガシという。