タチバナモドキ 橘擬
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae トキワサンザシ属
別 名 | ホソバノトキワサンザシ |
中国名 | 窄叶火棘 zhai ye huo ji |
英 名 | orange firethorn, yellow firethorn |
学 名 | Pyracantha angustifolia (Franch.) C.K.Schneid. |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 2~4m |
生活型 | 常緑低木 |
生育場所 | 花畑、庭、道端 |
分 布 | 帰化種 中国原産 |
撮 影 | 岡崎市 13.12.15 |
タチバナモドキ、カザンデマリ、トキワサンザシを総称してピラカンサと呼ばれている。庭によく植えられており、逸出したものも見られる。世界に広く帰化し、問題になっている。南アフリカでは橙色の果実、オーストラリアでは暗赤色の果実のものなど種類も多い。タチバナモドキの名は果実の色や形が扁球形でミカンのようなタチバナ似ていることから。
幹は灰褐色、横長の皮目があり、刺がある。枝は紫褐色、若いときは灰黄色の毛が密生し、後になくなる。葉柄は長さ1~2.5㎜又は無柄。葉は互生又は束生し、長さ1.5~5㎝、幅4~8㎜の狭長楕円形、鋸歯が少なく、ほとんど全縁。若木の葉は両面に毛があり、葉表の毛は後になくなる。葉裏は灰白色の綿毛が密生する。葉腋の直径2~4㎝の散房花序に花を5~10個つける。花は直径約8㎜の白色の5弁花。花弁は長さ約4㎜。萼片は5個。雄しべは20個。花糸は長さ1.5~2㎜。果実は直径5~6(8)㎜の扁球形のナシ状果、11~12月頃、橙色に熟す。
トキワサンザシ Pyracantha coccinea はヨーロッパ南部~西アジア原産。英名 pyracanth, buisson ardent, firethorn。葉の幅が広く、無毛、縁に低い鋸歯がある。果実は幅5~8㎜の扁球形、鮮やかな赤色に熟す。橙色の園芸品種もある。
カザンデマリ Pyracantha crenulata は葉の中央部の幅が最も広いことが多く、先は鋭頭~鈍頭、両面とも無毛、小さい鈍鋸歯縁。果実は橙黄色~橙赤色。
幹は灰褐色、横長の皮目があり、刺がある。枝は紫褐色、若いときは灰黄色の毛が密生し、後になくなる。葉柄は長さ1~2.5㎜又は無柄。葉は互生又は束生し、長さ1.5~5㎝、幅4~8㎜の狭長楕円形、鋸歯が少なく、ほとんど全縁。若木の葉は両面に毛があり、葉表の毛は後になくなる。葉裏は灰白色の綿毛が密生する。葉腋の直径2~4㎝の散房花序に花を5~10個つける。花は直径約8㎜の白色の5弁花。花弁は長さ約4㎜。萼片は5個。雄しべは20個。花糸は長さ1.5~2㎜。果実は直径5~6(8)㎜の扁球形のナシ状果、11~12月頃、橙色に熟す。
トキワサンザシ Pyracantha coccinea はヨーロッパ南部~西アジア原産。英名 pyracanth, buisson ardent, firethorn。葉の幅が広く、無毛、縁に低い鋸歯がある。果実は幅5~8㎜の扁球形、鮮やかな赤色に熟す。橙色の園芸品種もある。
カザンデマリ Pyracantha crenulata は葉の中央部の幅が最も広いことが多く、先は鋭頭~鈍頭、両面とも無毛、小さい鈍鋸歯縁。果実は橙黄色~橙赤色。