サンカクイ 三角藺
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae フトイ属
中国名 | 三棱水葱 san leng shui cong |
英 名 | streambank bulrush, triangular club-rush |
学 名 | Schoenoplectus triqueter (L.) Palla synonym Scirpus triqueter L. |
花 期 | 6~10月 |
高 さ | 20~100㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 池の縁、沼、川岸の湿った場所 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、インド、ロシア、アフガニスタン、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン、南西アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、大西洋諸島 |
撮 影 | 牧野植物園 03.11.1 |
北アメリカに帰化している。
多年草、叢生する。根茎は横に長く這い、赤褐色、細い。稈は単生、直立、高さ20~100㎝×太さ2~8(10)㎜、鋭い3角(かど)があり、ほぼ硬く、基部を2~3個の葉鞘で被われる。葉鞘は淡緑色、長さ5~15㎝、膜質、明瞭に横の隔壁があり、口部は斜めの切形。葉身は平ら、長さ1.3~5.5(~8)[10]㎝×幅1.5~2㎜。苞は1個、直立または開出し、稈状、長さ1.5~7㎝、3角(かど)があり、花序の長さより、普通、短く、先は類鋭形。花序は偽側生のイグサ形花序、長さ3~6㎝、緩く3~20個の小穂がつくか、又はときに頭状に密集してつく。花序枝は長さ0~5㎝、±丈夫、ザラつき、先に小穂が1~3個つく。小穂は長円形~楕円状長円形、長さ6~12㎜×幅3~7㎜、花が密に多数つき、先は鈍形。苞穎(鱗片)は黄褐色、楕円形~長円形~広卵形、長さ3~4㎜、膜質、縁はまばらに縁毛があり、先は凹形~円形、緑色の肋が突き出し、微突起がある。刺針状花被片は3~5本、長さは小堅果とほとんど同じ、後ろ向きのザラつきがある。雄しべは3本。葯は線形。葯隔の先は暗褐色、明瞭に葯を超える。花柱は短い。柱頭は2個。小堅果は熟すと帯褐色、倒卵形、長さ2~3㎜、平凸レンズ形、光沢がある。花期と果期は6~10月。2n=40, 42。
茎がサンカクイと似ているカンガレイは、花序枝がなく、小穂の固まってつく数が多く、柱頭が3分岐することで区別できる。
茎が丸いのはフトイ、オオフトイ。
ホタルイ属は交雑種も多く、サンカクイとフトイの雑種はコサンカクイという。
多年草、叢生する。根茎は横に長く這い、赤褐色、細い。稈は単生、直立、高さ20~100㎝×太さ2~8(10)㎜、鋭い3角(かど)があり、ほぼ硬く、基部を2~3個の葉鞘で被われる。葉鞘は淡緑色、長さ5~15㎝、膜質、明瞭に横の隔壁があり、口部は斜めの切形。葉身は平ら、長さ1.3~5.5(~8)[10]㎝×幅1.5~2㎜。苞は1個、直立または開出し、稈状、長さ1.5~7㎝、3角(かど)があり、花序の長さより、普通、短く、先は類鋭形。花序は偽側生のイグサ形花序、長さ3~6㎝、緩く3~20個の小穂がつくか、又はときに頭状に密集してつく。花序枝は長さ0~5㎝、±丈夫、ザラつき、先に小穂が1~3個つく。小穂は長円形~楕円状長円形、長さ6~12㎜×幅3~7㎜、花が密に多数つき、先は鈍形。苞穎(鱗片)は黄褐色、楕円形~長円形~広卵形、長さ3~4㎜、膜質、縁はまばらに縁毛があり、先は凹形~円形、緑色の肋が突き出し、微突起がある。刺針状花被片は3~5本、長さは小堅果とほとんど同じ、後ろ向きのザラつきがある。雄しべは3本。葯は線形。葯隔の先は暗褐色、明瞭に葯を超える。花柱は短い。柱頭は2個。小堅果は熟すと帯褐色、倒卵形、長さ2~3㎜、平凸レンズ形、光沢がある。花期と果期は6~10月。2n=40, 42。
茎がサンカクイと似ているカンガレイは、花序枝がなく、小穂の固まってつく数が多く、柱頭が3分岐することで区別できる。
茎が丸いのはフトイ、オオフトイ。
ホタルイ属は交雑種も多く、サンカクイとフトイの雑種はコサンカクイという。