ミズヒキ 水引
Flora of Mikawa
タデ科 Polygonaceae イヌタデ属
英 名 | Japanese Jumpseed |
中国名 | 金线草 jin xian cao |
学 名 | Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee synonym Antenoron filiforme (Thumb.) Roberty et Vautier |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 50~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 林縁、半日陰 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、パキスタン、ブータン、ミャンマー、ベトナム、フィリピン原産 |
撮 影 | 三ヶ根山 01.9.2 |
ミズヒキはタデ科イヌタデ属の多年草。観賞用に栽培されている。
多年草。高さ50~80㎝。茎は緑色~赤色、断面が円形、中実、直立し、線条があり、伏した剛毛があり、節が膨らむ。葉は互生し、葉柄は長さ1~1.5㎝、伏した剛毛がある。葉身は広楕円形~楕円形~狭楕円形~卵形、稀に倒卵形、長さ6~15㎝×幅4~8㎝、両面に伏した剛毛があり、基部は楔形、縁は全縁で縁毛があり、先は鋭形または尖鋭形。葉の中央に八の字形の黒い斑紋があることが多いが、ない場合もある。托葉鞘は筒形、長さ5~10㎜、膜質、短い縁毛がある。花序は頂生または腋生、長さ15~35㎝、細長く、小さな赤い花を横向きにまばらにつける。 花序柄は細く針金状。花被はバラ色、4深裂する。花被片は卵形、長さ約3mm、上側の花被片3個の半分ほどが赤く、下側1個が白く、これがミズヒキと呼ばれる由縁であり、花後に赤く大きくなる。雄しべは通常5本、突き出ない。花柱2本、果時まで宿存し、成熟すると拡大して硬くなり、長さ3.5~4mm、先が曲がって鉤状になり、花被から長く突き出る。痩果は宿存する花被に包まれ、長さ約2.5㎜、卵形、両凸形(レンズ形)、暗褐色、光沢がある。痩果の柄は長さ約1㎜、関節があり、熟すと関節がはずれて果実を離す。花期は8~10月。果期は9~11月。2n=44, 48。
フイリミズヒキ('Variegata')は葉に白い斑が入る品種。広く栽培されている。
白花のものはギンミズヒキ form. albiflorum という。
赤花と白花が混じるものもあり、ゴショミズヒキ form. bicolor という。
オニミズヒキ form. trichorachis は花茎に斜上する剛毛があるものである。
類似種のシンミズヒキは葉がやや長く、表面に毛がなく、光沢があり、葉脈がほとんど見えず、茎が中空。
多年草。高さ50~80㎝。茎は緑色~赤色、断面が円形、中実、直立し、線条があり、伏した剛毛があり、節が膨らむ。葉は互生し、葉柄は長さ1~1.5㎝、伏した剛毛がある。葉身は広楕円形~楕円形~狭楕円形~卵形、稀に倒卵形、長さ6~15㎝×幅4~8㎝、両面に伏した剛毛があり、基部は楔形、縁は全縁で縁毛があり、先は鋭形または尖鋭形。葉の中央に八の字形の黒い斑紋があることが多いが、ない場合もある。托葉鞘は筒形、長さ5~10㎜、膜質、短い縁毛がある。花序は頂生または腋生、長さ15~35㎝、細長く、小さな赤い花を横向きにまばらにつける。 花序柄は細く針金状。花被はバラ色、4深裂する。花被片は卵形、長さ約3mm、上側の花被片3個の半分ほどが赤く、下側1個が白く、これがミズヒキと呼ばれる由縁であり、花後に赤く大きくなる。雄しべは通常5本、突き出ない。花柱2本、果時まで宿存し、成熟すると拡大して硬くなり、長さ3.5~4mm、先が曲がって鉤状になり、花被から長く突き出る。痩果は宿存する花被に包まれ、長さ約2.5㎜、卵形、両凸形(レンズ形)、暗褐色、光沢がある。痩果の柄は長さ約1㎜、関節があり、熟すと関節がはずれて果実を離す。花期は8~10月。果期は9~11月。2n=44, 48。
フイリミズヒキ('Variegata')は葉に白い斑が入る品種。広く栽培されている。
白花のものはギンミズヒキ form. albiflorum という。
赤花と白花が混じるものもあり、ゴショミズヒキ form. bicolor という。
オニミズヒキ form. trichorachis は花茎に斜上する剛毛があるものである。
類似種のシンミズヒキは葉がやや長く、表面に毛がなく、光沢があり、葉脈がほとんど見えず、茎が中空。